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山いっぱいに広がる不思議親鸞ワールド 五色園

▲若き日の親鸞聖人のコンクリ像

 「喜多楽」でラーメンを食べ、その前の「喫茶マウンテン」と合わせて相当な満腹状態で名古屋を出た我々は、進路を東へとりました。途中、東山公園近辺で1キロ進むのに40分近くかかるほどの大渋滞に巻き込まれましたが、晴れたGW、東山動物園に向かう人たちが溢れるのは当然予測できることで、しっかりルートを調べて回避するべきでしたね。僕が行ったのは去年の2月、「喫茶マウンテン」初訪の後でした。

 東山動物園を過ぎると嘘のようにスムーズに車は進み、目的地に到着したのは午後0時半過ぎ。日進市にある五色園というところです。正式には「五色山大安寺」という浄土真宗のお寺なのですが、ここは境内となっている山全体に浄土真宗の開祖・親鸞聖人の伝説などを再現したコンクリート像が、いたるところに建てられている珍スポットなのです。

▲入り口にある境内案内図

 コンクリート像という点にピンと来られた方、鋭いです。ここに並ぶのは、前日に訪れた犬山の桃太郎神社と同じ、天才コンクリート像作家・浅野祥雲の作品なんですね。場所の広大さ、数の多さという点では、桃太郎神社を遥かに凌駕する五色園の世界を、それでは旅していきましょう。

 郊外の山の手の住宅街を抜けた先に、突然入り口を見つけて園に入ると、昔は有料だったのか料金所のような建物があります。ゲートはなくそのまま通過すると、その傍らに上写真の案内看板がありました。それを見てはみたものの、とにかく山全体に像はあるようなので、車を停めて散策しようとするのですが、駐車場に着く前に早速色々な名場面、伝説のシーンが再現されています。

▲入ってすぐ左手にある「月見の宴」のシーン。松若(親鸞の幼名)は生まれてから2歳になっても、まだ一言も発せずにいたが、ある月見の宴の晩、突然両手を合わせて月を拝み「南無佛」と唱えたという

 いったん車を停めてから順不同で回っていったので時系列などはバラバラになってしまいましたが、いずれも味のあるものばかりです。場面説明も一応付けますが、簡易的なものなので興味をもたれた方は是非自分の足で五色園を訪ねてみてください。

▲「川越の名号」のシーン。国府に向かう途中で雪に見舞われた親鸞一行は、扇屋に一夜の宿を求めるも断られる。一行は軒下で念仏を唱えて夜明けを待つが、その声を聞いた扇屋の夫婦が改心して招き入れる。親鸞が発った後、扇屋の妻が形見を求めると、親鸞は空中に六字の名号を書くと、妻の手元の紙に「南無阿弥陀仏」と浮かび上がったという。

▲「鈴虫松虫剃髪得度のシーン」のシーン。親鸞の師である法然門下(浄土宗)の勢力が強まることに危機感を抱いた旧仏教は朝廷に対し新仏教の撲滅を願い出るも、後鳥羽上皇は静観。しかし上皇の留守中に院御所の女官、鈴虫と松虫が鹿ケ谷の念仏道場を訪れたことを知って上皇は激怒。2人は出家し、念仏道場の住蓮、安楽という青年僧を打ち首にし、法然を土佐に、親鸞を佐渡に流刑に処した。これがいわゆる「承元の法難」である

▲「日野左衛門門前石枕」のシーン。常陸へ流刑となった日野左衛門尉頼秋は人間不信になっており、放免後も「信じられるのは銭だけ」を信条に常陸で金貸しを営んでいた。そんなある晩秋、親鸞が一夜の宿を求めて立ち寄るが当然の如く左衛門は断る。親鸞は仕方なく門前の石を枕に休むが次第に風雪は強まっていった。構わず左衛門が寝ていると夢枕に観音菩薩が現れ、「いま門前に阿弥陀如来が泊まらせたまうぞ。早く教化をこおむるべし。この機を逃せばなんじは未来永劫、苦海をのがれられぬぞ」と言うので慌てて親鸞を迎え入れ非礼を謝罪する。親鸞は「誰でも悪い心を持っている。しかし同時に信じる心も持っている」と話し、感銘を受けた左衛門はすぐに弟子入りして入西房道円という名をもらい、屋敷は念仏道場にして「枕石寺」と命名した

 まあ、ツッコミところも多々あるのですが、聖人の伝説なんてそんなもんですしね。また、園内には親鸞以外の浄土真宗に関する説話がモチーフとなったものもあります。

▲「肉付きの面」のシーン。本願寺8世の蓮如上人(1415~99)が越前吉崎で布教活動をしていた頃、近くの金津に信心深い夫婦が住んでいた。仕事終わりに毎日参詣するのを、1人残される母は気に食わず大の仏法嫌いになっていた。ある日吉崎参りをする嫁を脅かしてやろうと鬼の面をかぶって待ち構えていると、果たして嫁はそれに驚き一目散に逃げ帰った。しかしいざ面を外そうとすると吸い付いたように取れず、やがて泣いているところを息子に見付かり事の次第を話す。息子は吉崎の蓮如上人の元に母を連れていき、御仏の教えを聞いた母が手を合わせ念仏を唱えると面はあっさり取れた。しかし無理にはがそうとしたため、面には顔の肉がこびりついていたという

 この話は小学生の時に「怖い話」として、テレビか何かで見ましたね。最後ポロッと外れたので安心していると、肉が削げてこびりついていたという二段オチホラー。ちょっとしたトラウマ説話です。

▲明治天皇?

 本堂を過ぎて山頂部へ歩いていくと、コンクリートではなく青銅像がありました。特に何の銘も入っていないのですが、風貌からおそらく明治天皇・皇后陛下の像と思われます。作風から、こちらは浅野祥雲ではなさそうですね。

 そこから本格的な山道へと分け入ると、かなり進んだ先に鳥居が見えて来ました。

▲鳥居へ向かう人影

 神仏習合的な何かではなく、これもまた作品の一つ。鳥居へ進む人影も、近付くとかなり大きいことが分かります。


▲「箱根権現御饗応」のシーン。京都に向かっていた親鸞が箱根を越えた時に、立派な身なりの翁を前にした一行が現れた。彼らは箱根権現の神官たちで、「夢枕に権現様が現れ、これから尊い人が通るから丁重にもてなしなさい」と告げたと言う。親鸞は饗応に預かり、今も箱根神社には親鸞の銅像が建っている

 さらに進むと、今度はどこかで見たような建物がありました。

▲「六角堂百夜祈願」のシーン。と言っても人物像はなし。比叡山で天台宗の僧として修行を積んでいた親鸞は、今の教えでは民を救えないと悩み行き詰っていた。救いを求めるため親鸞は六角堂へ通い続け、95日目に六角堂の本尊である聖徳太子から「法然の下へ行け」とお告げを受ける

 六角堂から先は行き止まりっぽい感じでしたので来た道を少し戻り、途中で違う道へと進むといきなり開けた場所に。

▲爆破ロケ地?

 特撮モノの爆破ロケ地になりそうなロケーション。実際、採土場みたいですが、五色園の敷地内、親鸞絵巻を巡るルートの中にこうした場所があるのは、なんだか白けてしまいますね。この写真の向かい側には、「弁円梅悟」のシーンがありましたし。

▲「弁円梅悟」のシーン。常陸の山伏・弁円は親鸞の教えが広まるのを善しとせず、加持祈祷をもって呪殺しようとするが効果なく実力行使に出た。草庵に踏み込んだ弁円一派を、親鸞は微笑みをもって迎えいれ、その姿に心洗われた弁円は刀を捨て涙を流して懺悔する。親鸞は御仏の教えを諭し、弁円は明法坊という名をもらい弟子となった

 ここから少し歩いた先にも、また名シーンがありました。

▲「日吉丸矢作橋出世の緒」のシーン。日吉丸(後の豊臣秀吉)が12歳の時、奉公先から逃げ出して矢作橋の上で寝ていたところ、通りかかった野武士の一団がその頭を蹴った。日吉丸は野武士に臆せず「謝れ」と睨みつけると、頭目が「見所がある奴だ」と手下に加えたという。この頭目が、後に墨俣一夜城などで活躍する蜂須賀小六正勝だった。という伝説だが、矢作橋が架けられたのは1601年のことなので、完全に作り話

 
作り話である以上に、親鸞も真宗もかんけーねー!


 どういう意図でこのエピソードをここに現したのかわかりませんが、秀吉のファンだったのかなあ。

 この他にも名シーンの数々があるのですが、時間がきてしまったので全てを回ることは出来ませんでした。いつかまたやって来て、今度は全てを見て回りたいものです。ちよっとしたハイキングになりますけど、天気の良い日なら気持ちよく回れると思います。

 五色園大安寺
 愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932-31 地図
 0561-72-0006

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Author:ルンホルム
【近況8/28】
暑さはまだまだ続きますが、高校野球も終わってツクツクボウシも鳴き始めて、だんだんと秋の気配を感じるようになって来ました。



今月は少しは休みもあったのですが、更新は出来ないままですいません。写真は8月上旬に行ってきたスカイツリーです。仕事で行った東京なので、登ることはありませんでしたが、やっぱり高かったですね。

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