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ラーメン荘 夢を語れ ぶたラーメン・野菜増し増し
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▲ぶたラーメン・野菜増し増し(850円) |
一乗寺の「ラーメン荘~夢を語れ~」に行ってきました。訪れたのは27日の午後11時過ぎ。前エントリーで紹介した「久保田」の吟醸味噌つけ麺を食べ終えて3時間後のことでした。時間が遅かったせいもあり「夢を語れ」では珍しく、というか初めて並ばずに店内へ。席に着いてからも隣がしばらく空席だったりと、いつもと違った雰囲気でした。
頼んだのはいつものように「ぶたラーメン」を野菜増し増しで。3時間前に結構な量を食べていたのでどうかとも思ったのですが、ここへ来て「野菜増し増し」とコールするのは暗黙の約束事。普通に食べたら何か負けたような気がしてしまうのです。
この日は新しい店長さんになって初めての訪問ということで、「増し増し」がいつものようなバカ盛りになるのかなぁなんてことを考えていましたが、心配無用でした。写真の通りのバカ盛り、「よし、食べ切ってやろうじゃないか!」と思えるボリュームでした。というか、野菜の自重でスープが零れてるし。これにより、店のカウンターは若干ですが奥の方に傾いていることも判明(笑)。写真で丼の左に手ふきがあるのは、零れたスープが流れないようにするためです。
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▲上から見てもドーンと大ボリューム |
スープ流出を防ぐため、上に載ったもやしを豚の脂と和えつつ食べていきましたが、これが相変わらず美味い。一度、普通にごはんのおかずとして食べてみたいものです。それを半分ほど食べたところで麺に着手し、スープの水面は丼よりも下になって安定しました。って、何かの工事をしているかのような表現ですが、美味しいラーメンの記事です、ハイ。
さすがに「久保田」からのインターバルが短すぎたか、いつもの如く余裕で完食とはいきませんでしたが、それでも20分ほどで食べ切りました。うーん……それが健康にとって良かったのか悪かったのかはわかりませんが、漢としての責任は果たしたのは確かでしょう(ナンノコトヤラ?)。ごちそうさま!
ラーメン荘 夢を語れ
京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町48-1
075-724-5995
平日11:00~15:00、18:00~24:00 日祝11:00~17:00
さて、今回の記事が2008年最後の記事となります。今年もラーメン・カレーを中心に美味しいものをたくさん食べてきました。来年もまた、素晴らしい店、メニューと出会い、それらを紹介出来るようぼちぼち頑張っていきますので、よろしくお願いします。もう少し痩せないと色々ヤバいので、バカ盛り系は自重しようと思ってますけどね(と言いつつ、〆がこの記事というのもアレですが)。それでは、良いお年を。
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吟醸らーめん 久保田 吟醸味噌つけ麺375g+晩ご飯セット
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▲吟醸味噌つけ麺・375g(950円) |
西洞院新花屋町の「吟醸らーめん 久保田」へ行ってきました。訪れたのは土曜日の午後6時半頃。夜営業が始まって30分でしたが、僕が友人2人と一緒にカウンター席に座るとほぼ満席という状態。前回は12月限定の「鶏白湯ラーメン」で舌鼓を打ちましたが、今回は夜営業限定の「吟醸味噌つけ麺」を大盛り(375g)で頂きました。
「味噌つけ麺」の麺は12番の極太縮れ麺。そのため麺が茹で上がるまで10分ほどかかります。しかし、カウンター席から作っている様子を見ているうちに、いつの間にか10分は過ぎてしまいました。極太麺を巨大な“てぼ”で茹で上げ(久保田の社長ブログ参照)、それを豪快に湯切りした後、今度は冷水で締める。締めはちょうど座った席の前でやっていたのですが、これでもかってくらい手でキュッと締めていました。一杯のラーメンにかける余りに丁寧な工程、感心を通り越して感動です。
そうして出てきた「吟醸味噌つけ麺」。麺が盛られた皿はキンキンに冷えており、そしてつけ汁の器は5秒以上持っていたら火傷するんじゃないかってくらいアツアツ。このメリハリ、いいですねぇ。
つけ汁は数種類の味噌をブレンドしたものがベースとなっており、そこに共に京都の老舗である山田製油のゴマ油、長文屋の六味唐辛子が入っているとのこと。さらに魚粉(節系かな)、ネギなども入り、肉味噌と煮玉子がメイントッピングとして沈んでいます。
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▲麺は12番の極太縮れ麺 |
スープの味は濃いですが、後に引きずるようなものではありません。ピリッとした辛さの後に、味噌の甘味がきて、最後に魚粉の香りが広がるイメージは、昨日紹介した「はなふく」の魚介味噌ラーメンに似たところがあります(食べた日付は前後しますが)。ただ、そちらには無い大きな違いが肉味噌。軟らかいミンチが程良くモチモチの麺と絡み合ってきます。量も結構あり、後半はジャージャー麺を食べているような食感を覚えました。
375gという量でしたがあっさり食べきり、もちろん最後はスープ割りにもしてもらいました。
また、この時は夕方6時半にして本日一食目ということもあり(休みに入ったらこんなもんだよね)、味噌つけ麺にプラスして、「晩ご飯セット」も注文しました。
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▲晩ご飯セット。つけ麺とセットで1200円 |
唐揚げ、揚げシューマイ、春巻きにごはんが付いて+250円(つけ麺375gからの計算)。ごはんはお代わりOKなので、腹減り時にはもってこいのセットです。実際に食べてみると、お代わりは無理ってな感じではありましたけど。ちなみに僕は3種類のおかずの中では、春巻きが好きですね。
と、かなり大量に頂いて味もボリュームも大満足だったのですが、実はこれを注文した直後に別の友人から「夜に『夢を語れ』食べに行こう」という誘いがありまして、快諾してしまっていたんですね。僕が“夢を語りに行く”ということは、即ちあのバカ盛りを完食ということでして……。果たしてどうなったのやら。ま、それは次回エントリーにて。久保田の吟醸味噌つけ麺は、大変美味しく頂けました。ごちそうさま!
吟醸らーめん 久保田
京都市下京区西松屋町563 フジ萬ビル1階 地図
075-351-3805
11:30~14:30(LO14:00)、17:30~24:00(LO23:30) 火曜定休
年末年始は12月30日~1月3日にかけてお休みとのことです。
はなふく 魚介味噌ラーメン・大盛り
※現在は閉店しています。
今日(12月29日)は伏見区墨染の絶品ラーメン店「はなふく」の今年最後の営業日。以前から「一度食べてみたい」と言っていた友人が遊びに来ていたので、行列覚悟で正午頃に店へと突撃してきました。
店へ着いて最初の一言は「行列、長っ!」。最近は日常的に行列が見られる「はなふく」ですが、それでも多くて10人前後。まあ30分も待てば十分いけるであろう人数なのですが、今日は既に祝日モードな上、最終営業日で、快晴のポカポカ陽気という好条件が並び、正午時点で優に30人は並んでいました。店の席数を考えると、これは一時間待ちは覚悟しないと、という状況でした。
そして……友人と駄弁りながら待つこと約100分。店に入ったのは午後1時40分頃でした。ラーメンのためにこれだけ待ったのは初めての経験です(これまで最長は「ラーメン荘~夢を語れ~」の約70分)。途中、何度か奥さんが「すいません、店が狭いので回転悪くてお待たせしてしております」と頭を下げていました。そんな生真面目な対応もあってか、僕が並んでいた時間帯は皆さんマナー良く並んでいました。
そうしてようやく辿り着いたカウンター席。注文したのは本日限定の「魚介味噌ラーメン」。「ひょっとしたらなくなってるかも」と危惧していたのですが、しっかり食べることが出来ました。「はなふく」の味噌系ラーメンは初体験で、もう出てくる前から期待大です。
やって来たラーメンは、魚介と銘打っているものの、スープはこってりとした喉ごし。ピリッとした辛さの後に、味噌の甘い風味がじんわりと効いてきます。今まで食べた「はなふく」のスープの中では、最も味が濃く、つけ麺のつけ汁に近いイメージです。魚介ダシは香りの中と、スープを飲んだ後味の中に存在感を出してくる感じでした。
麺は太縮れ麺で濃厚スープとよく絡みます。トッピングはいつもの角煮チャーシューに、煮玉子半分、ネギ、白髪ネギ。チャーシューの脂がほどよくスープと混ざり合うあたり、絶品です。
今回は大盛りで頼んだ上に、唐揚げ+ごはんの「ランチセット」も食べました。唐揚げはサクサクの衣が美味しかったですねー。ごはんはスープが濃かったため、非常によく進みました。というか、おかわりしたいぐらいでした。
ちなみに友人は「魚介鶏とんこつラーメン」を、同じく大盛り+ランチセットで食べていました。食後に「並んだ甲斐があって良かったよ。美味かったわ」と満足しておりました。良かった良かった。
店を出たのは午後2時過ぎでしたが、外には僕らが並び始めた時と同じぐらいの行列がまだ続いていました。うーん、スゴイ人気です。店主さんも奥さんもスタッフさんも、休みなしで大丈夫だったんでしょうか。
行列店になってもアットホームな雰囲気が変わらず、美味しいラーメンを提供し続けてくれる「はなふく」。来年もまた何度となく食べにいくと思いますので、よろしくお願いします。ごちそうさま!
はなふく
京都市伏見区鑓屋町1112-2
11:30~14:00、18:00~22:00 当面金~月のみの営業
※新年は1月3日12時から(魚介系中華そばのみ)。詳細は「はなふく日記」へ
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▲魚介味噌ラーメン・大盛り(850円) |
今日(12月29日)は伏見区墨染の絶品ラーメン店「はなふく」の今年最後の営業日。以前から「一度食べてみたい」と言っていた友人が遊びに来ていたので、行列覚悟で正午頃に店へと突撃してきました。
店へ着いて最初の一言は「行列、長っ!」。最近は日常的に行列が見られる「はなふく」ですが、それでも多くて10人前後。まあ30分も待てば十分いけるであろう人数なのですが、今日は既に祝日モードな上、最終営業日で、快晴のポカポカ陽気という好条件が並び、正午時点で優に30人は並んでいました。店の席数を考えると、これは一時間待ちは覚悟しないと、という状況でした。
そして……友人と駄弁りながら待つこと約100分。店に入ったのは午後1時40分頃でした。ラーメンのためにこれだけ待ったのは初めての経験です(これまで最長は「ラーメン荘~夢を語れ~」の約70分)。途中、何度か奥さんが「すいません、店が狭いので回転悪くてお待たせしてしております」と頭を下げていました。そんな生真面目な対応もあってか、僕が並んでいた時間帯は皆さんマナー良く並んでいました。
そうしてようやく辿り着いたカウンター席。注文したのは本日限定の「魚介味噌ラーメン」。「ひょっとしたらなくなってるかも」と危惧していたのですが、しっかり食べることが出来ました。「はなふく」の味噌系ラーメンは初体験で、もう出てくる前から期待大です。
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▲麺はトリトンと同じ太縮れ麺 |
やって来たラーメンは、魚介と銘打っているものの、スープはこってりとした喉ごし。ピリッとした辛さの後に、味噌の甘い風味がじんわりと効いてきます。今まで食べた「はなふく」のスープの中では、最も味が濃く、つけ麺のつけ汁に近いイメージです。魚介ダシは香りの中と、スープを飲んだ後味の中に存在感を出してくる感じでした。
麺は太縮れ麺で濃厚スープとよく絡みます。トッピングはいつもの角煮チャーシューに、煮玉子半分、ネギ、白髪ネギ。チャーシューの脂がほどよくスープと混ざり合うあたり、絶品です。
今回は大盛りで頼んだ上に、唐揚げ+ごはんの「ランチセット」も食べました。唐揚げはサクサクの衣が美味しかったですねー。ごはんはスープが濃かったため、非常によく進みました。というか、おかわりしたいぐらいでした。
ちなみに友人は「魚介鶏とんこつラーメン」を、同じく大盛り+ランチセットで食べていました。食後に「並んだ甲斐があって良かったよ。美味かったわ」と満足しておりました。良かった良かった。
店を出たのは午後2時過ぎでしたが、外には僕らが並び始めた時と同じぐらいの行列がまだ続いていました。うーん、スゴイ人気です。店主さんも奥さんもスタッフさんも、休みなしで大丈夫だったんでしょうか。
行列店になってもアットホームな雰囲気が変わらず、美味しいラーメンを提供し続けてくれる「はなふく」。来年もまた何度となく食べにいくと思いますので、よろしくお願いします。ごちそうさま!
はなふく
京都市伏見区鑓屋町1112-2
11:30~14:00、18:00~22:00 当面金~月のみの営業
※新年は1月3日12時から(魚介系中華そばのみ)。詳細は「はなふく日記」へ
カレーラーメンのお店 ミスター.Puppy(パピー) ビーフカレーラーメン&クッパセット
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▲ビーフカレーラーメン(700円) |
西天満のカレーラーメン専門店「ミスター・パピー」に行ってきました。前回はトマトの罠があることを忘れて「イカスミカレーラーメン」を食べてしまいましたが(笑)、今回はオーソドックスな人気メニュー「ビーフカレーラーメン」を頼みました。
訪れたのはこの日が仕事納めとなった会社も多いだろう、26日(金)の午後8時過ぎ。夜に訪れたのは随分と久しぶり。店内はカウンターまでほぼ埋まる盛況でした。
隣の4人席テーブルで食べていたお客さんが、それぞれ違うメニューを食べており(豚キムチ、ボロネーゼ、イカスミ、梅)、スープを互いに交換しながら絶賛していました。その4つのうち「梅」はまだ食べたことがないんですよね(トマト成分たっぷりのボロネーゼは、試作段階のものを食べたことがあるのです)。お茶漬けのあられと刻み海苔を加えるそれは、異色とされるカレーラーメンの中でもさらに異彩を放っていましたが、でも美味しそうなんですよね。特にラーメン後のクッパが。次はアレだな、なんて思ってるうちにビーフカレーラーメンの登場です。
カレーに牛肉と言えば定番の組み合わせですが、ラーメンに牛肉というのは珍しいところ。そのせいか他のメニューよりもラーメン度よりカレー度の印象が強いかなと。牛肉は軟らかく量もたっぷり入っており、ネギともやしのシャキシャキ感と麺のモチモチ感もバッチリです。
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▲カレークッパ。クッパセット(ライス+温泉卵)は200円 |
当然ながら、後半戦はカレークッパ。僕はスープを1/3ほどまでにしてからライスを入れて作ります。今回はいつもより牛肉も多めに残し、豪華さもアップ。温泉卵は混ぜず、二つに割ったものを潰しながらレンゲの端に添えて、クッパと一緒に食べていきました。
いつものことながら、このクッパまで堪能してこそパピーのカレーラーメンだよなぁ。至福。
会計の時にマスターとしばしお話も。腰を痛めて通院中ということを話すと、今年股関節の手術で一カ月ほどの療養生活にあったマスターから色々とアドバイスをいただきました。いやー、本当に生活習慣を改めないとね。それから「あ、ミカン食べる?」とミカンも2ついただきました。メッチャ普通にそう言われて、なんだか親戚のおっちゃんの家に来たような感覚(笑)。そうした雰囲気もパピーの味なんですよね。
ちなみに僕もこの日が仕事納めで、おそらくこのビーフカレーラーメンとクッパが、今年最後の大阪での食事になることと思います(いや、私用で大阪に行くかもしらんけど)。最後の〆に相応しい、美味しくて暖かいカレーラーメン、ごちそうさまでした!
カレーラーメンのお店 ミスター.Puppy(パピー)
大阪市北区西天満3-6-27 地図
06-6311-0086
11:30~24:00 日祝休
肥後橋南蛮亭 ダブルカレー(週替わりキーマカレー)
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▲ダブルカレー・週替わりキーマカレー・大(1200円) |
今年最後の肥後橋南蛮亭です。最後の週替わりカレーはキーマカレー。鳥ミンチと野菜をたっぷり使った、お馴染みのメニューではありますが、いつものキーマよりスパイシーさが強い印象でした。また、中にたくさん入っていたレンズ豆(ひよこ豆)がかなり大きめで(レトルトの四角いジャガイモぐらい?)、食感ともども楽しめて美味しかったです。
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今年もほぼ毎週通い、毎週美味しいカレーを食べさせてくれた肥後橋南蛮亭。夜は夜で、絶品鳥料理の数々も堪能させてもらいました。年明けは5日から営業ということで、9日間の南蛮亭断ちになりますが、まあ、禁断症状が出るギリギリのタイミングってところですかね。
来年もよろしくお願いします。ごちそうさま!
肥後橋南蛮亭
大阪市西区江戸堀1-10-26 大川ビル1階
06-6444-2382
11:30~14:00、17:30~23:00(L.O.22:15) 土、日、祝休
新年は1月5日(月)からの営業です。
TanTanNoodleShop 担担 担担麺・大&カニあんかけチャーハン・小
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▲担担麺・大(750円) |
四条千本の担々麺専門店「TanTanNoodleShop 担担」へ行ってきました。場所は四条通とJR山陰本線(嵯峨野線)の高架が交わる地点から少し東。四条通沿いにありますので、道を流していればすぐに見付けられると思います。
訪れたのは平日の正午前。午前11時半開店ですが、カウンター席のみ10席強の店内は既に満席状態。辛うじて1席だけ奥に空いていたため並ばずには済みましたが、直後からは幾人もの行列が出来ていました。僕が初めて訪れたのは5年ほど前のこと。それ以来、2度目の訪問です。
担々麺専門店らしく、麺メニューも「担担麺」「チャーシュー担担麺」「冷やし担担麺」のみ。以前来た時には普通の担々麺を食べましたので「冷やしもアリか」と思いましたが、12月の京都でソレはなかろうと「担担麺」を大盛りで頼み、ついでに「カニあんかけチャーハン」の小も頼みました。
10分ほど待って出てきた担々麺は、胡麻の香りがふんわりと……って、既に店に入った段階でその香りに包まれまくっているんですけども。これまで全体で包んでいたものが、自分だけに向けられたって感じですね。スープを啜ってみると、かなりまろやかです。胡麻の風味は結構あるのですが、辛味はピリッと感じる程度。これなら辛いモノが苦手な人も全く大丈夫ですね。僕は辛さを足すため、カウンターの粉末一味をパパッと入れて調整しましたけど。
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▲カウンターに置かれた調味料。左から粉末一味、豆板醤、XO醤 |
トッピングはミンチと刻みネギ。ミンチは軟らかくてジューシー。ネギは細かく刻まれており、ザクザクとした歯ごたえが美味。担々麺やつけ麺では、ネギをこうした形で刻んでいることが多いのですが、個人的にはこの刻み方が好みです。歯ごたえが楽しくて、ネギ食ってるぜぇという気分になるというか。あと、歯の間に挟まりにくい。
麺は中細のストレートでやや軟らかめ。担々麺は大抵の場合、軟らかめの麺が出てくるのですが、これはスープとの相性を考えてのことなんですかね。あんまり硬いと、ミンチとの絡みが悪くなるだろうし。次回訪問時は、お客さんが少なかったらメンカタでお願いしてみようかな(カタメン好きなんです)。
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▲カニあんかけチャーハン・小(450円) |
担々麺から遅れること3分ほどで「カニあんかけチャーハン」もやって来ました。
小ですがボリュームは割とあります。名物のレタス入りチャーハンの上に、カニ身のたっぷり入った中華あんがメタアとかけられています。味はあっさりしていて、カニの風味がダイレクトに伝わってきました。
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▲店舗入り口 |
ちなみにここではデザートの「タピオカ入りココナッツミルク」と「淡雪ムース」も人気です。隣に座っていた女子大生らしい二人組も食べて絶賛していました。最初は一つずつ頼んで交換しあって食べてましたが、結局もう一つずつ頼んでたり。男一人で頼むのはちょっと勇気がいりますけど、次は頼んでみようかな。ごちそうさま!
TanTanNoodleShop 担担
京都市中京区四条通千本西入ル壬生花井町23ファミール四条1階
075-822-5211
11:30~15:00、17:30~21:00(売り切れ次第閉店) 不定休
中華そば 一番星 ラーメン・大
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▲店舗入り口 |
伏見区の京阪藤森駅から西に出て、名神高速の高架をくぐったところにあるラーメン店「一番星」へ行ってきました。この店名を聞いてピンと来られた方は、なかなか京都のラーメンを知っている方です。ここのご主人は左京区岡崎にある老舗「一番星」で作り方を学ばれたそうで、言わば兄弟店のような関係なんですね。
何年か前に岡崎の店には行ったことがありますが、藤森の店はつい最近初めて訪れました。母校の近所なのに、その存在すら知らなかったという……。学生の頃は行きつけの何店かで食生活を済ましてしまうとはいえ、これは不覚です。
二週間ほど前、仕事帰りになんとなくこのあたりまで足を伸ばして晩ご飯のターゲットを探していたとき、偶然看板が目に留まって入ったのですが(デジカメ不持参)、それがなんと閉店の10分ほど前(21時閉店)。店内はほぼ片付けが終了している状態でしたが、ご主人は洗いがけが終わったばかりであろう食器類をもう一度出して、ラーメンとギョーザを作ってくれたのです。閉店時間前に入ったんだから当然だろうと思われる方もいるでしょうが、小心者の僕は恐縮しきり……最近、こういうの多いな(笑)。
パッと見は強面のご主人ですが、支払い時に「すんません、ギリギリに入っちゃって」と言うと「いえいえ、何をおっしゃいますやら」と、穏やかな笑みで応えて「また、来てください」と送ってくれました。と、第一印象がメチャクチャ良かった「一番星」に、先日再訪をしてきました(以上前フリ)。
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▲ラーメン・大(700円) |
訪れたのは23日(祝)の午後1時半頃。テーブル席に一組、カウンター席に二人のお客さんが入っていました。初訪問時と同じ入り口そばのカウンター席に座り、ラーメンを大盛りで注文しました。
ラーメンのスープは醤油豚骨系。割とあっさりとした印象です。これは作り方の特徴なのでしょうが、麺の湯切りがすごく豪快で、一回大きくジャッと切ったら、それでスープの中に入れていきます。そのせいもあっての薄口となっているのだと思いますが、このあたりは好みが分かれるところかもしれません。個人的には気になるものではないですけど。ただ、麺はデフォでは軟らかめになりますので、好みでない人は事前に「メンカタで」と言っておきましょう。
トッピングはシナチクとネギ、そして大量のチャーシューです。
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▲厚手のチャーシューがゴロゴロ入っている |
テーブル席で食べていた親子連れが「これ、チャーシューメンじゃないよね?」と確認してしまうほどの量が、普通のラーメンに載せられています。脂身は少なく、食べると口でホロッと崩れるほどに軟らかい、厚切りのチャーシューは食べ応え十分。大ラーメンで麺は1.5玉だったのですが、バランス良く食べないと最後はチャーシューばかりになるところでした。
食べている途中でご主人は出前のため不在となってしまい、支払い後に女将さんと少し話をさせてもらったところ「何か気付いたところとか、直した方がいいところとかあります?」と訊かれました。いや、そんな。こちとらただのラーメン好きですから。ただ言えるのは「ごちそうさま! 美味しかったです!」だけです。
本当に温かな雰囲気で、良い時間が過ごせるお店です。あ、ちなみに「一番星」から西へ坂を100mほど上がったところに、鶏スープラーメンの「門扇」もあります。藤森近辺も、ラーメン店が充実してきました……というか、僕が知らなかっただけか。ごちそうさま!
中華そば 一番星
京都市伏見区深草飯食町781―16 地図
075-641-6373
11:30~21:00 木曜定休
餃子専門店 福吉 中華丼定食&牡蠣餃子
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▲中華丼定食(680円) |
伏見区深草の餃子専門店「福吉」へ行ってきました。今回頼んだのは写真の中華丼定食。前回は天津飯定食を頼んだら、天津飯と別盛りでごはんが出てきましたが、今回は普通にスープでした(笑)。うーん、違いはなんなんだろう。
それにしても豪華な内容です。野菜は白菜、ニンジン、ピーマン、もやし、白ネギ、キクラゲがたっぷり入っており、そこに豚肉、海老、イカもかなりの量が入ってます。普通、中華料理屋で中華丼を頼むと、野菜はともかく肉や魚介類は一切れか二切れ、言い訳程度にポツンと入っているだけですが、全然そんなことはありません。一つ一つも大きいしね。
卵をとじた中華あんは塩味が効いていて、ごはんに染み込むと美味さは倍増。ワシワシと食べ続けました。これが680円(丼単品だと600円)というのは、お得すぎです。
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▲唐揚げ定食(680円)の唐揚げ |
ちなみに一緒に行っていた友人は唐揚げ定食を食べていました。唐揚げは大きくボリュームもあるのですが、「普通に考えたらこれも十分に安いのに、それ(中華丼)を見てると同じ値段なのが釈然とせんな」と言ってました。まあ、ごはんのおかわりは1杯まで無料なので、そのあたりで相殺という感じで。
そして、「福吉」は餃子専門店ですので、もちろん今回も餃子は別で注文しています。しかも今回は冬季限定の牡蠣餃子!
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▲周りを囲む緑っぽいのが牡蠣餃子(5個500円)、右上の赤っぽいのが辛肉餃子(7個350円) |
牡蠣餃子は冬季限定なのですが、冬ならばいつでもあるというわけではなく、いい牡蠣が手に入らなければないこともあります。というか、無いことの方が多いかもしれません。今回は午後10時前の訪問でしたが、運良く2皿分ありましたが、何年か通っていて食べられたのは今回が2度目なんですよ。訪ねたときにあったらラッキー、ぐらいのレアメニューです。
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▲牡蠣餃子の中身 |
中には牡蠣が丸々一つ入っており、そこにネギと調味料(酒かな?)を足して包んでいる、実にシンプルなものなのですが、牡蠣の旨みが外に漏れないまま濃縮されていて、まさに絶品の一言。牡蠣フライも旨みを外に逃がしませんが、こちらの方がより素材そのものを味わえますね。醤油も味噌ダレも何も付けずに食べるのが良いかと思います。
これだけ食べて、1300円ちょっとで済むというのはコスパ良すぎですよ。ただ、平日とはいえ祝日の前の晩に来たのに、僕ら以外に客がいなかったことが気がかりではあります。まあ、大学の近くということで、学生が長期休暇に入ると客足が減るのは致し方がないところかもしれませんが。今回も美味しい丼と餃子、ごちそうさまでした!
餃子専門店 福吉
京都市伏見区深草西浦町6丁目77 地図
075-641-5586
12:00~23:00 水曜定休
さぬきうどん 浅右衛門 小桜海老かきあげ天丼のかま玉うどんセット
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▲店舗外観 |
伏見区平野町にある「さぬきうどん 浅右衛門」へ行きました。場所は近鉄・京阪各駅から大手筋商店街のアーケードの坂を下り、京都銀行伏見支店のある通を南(左)へいったところです。写真のように、格子が特徴の比較的新しい造りのお店です。
訪れたのは平日の午後1時半頃。店内は入り口側に4席のテーブルが4卓、奥にカウンター席という構造になっており、テーブル席は埋まっていました。メニューは天ぷらとのセットやカレーうどん、各種丼ものまで数多く迷いましたが、「駿河湾焼津港直送桜海老」という文字に惹かれ、桜海老のかきあげ丼とかま玉うどんのセットを頼みました。静岡県出身者として、やはり食べないわけにはいかないでしょう。うどんは大盛りにしても値段はそのままということなので、大盛りで頼みました。
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▲かま玉うどん(大盛り) |
注文してから湯がくため出てくるまでは10分ほどかかりましたが、やってきたうどんのツヤを見れば、それは些細なことだとわかります。やや細めではありますが、モチモチとしながらキュッと締まった歯ごたえは「美味い!」の一言。
卵とともに薬味(ネギ、鰹節、海苔)を存分に混ぜ、まずは醤油をかけずに頂きました。うどんの甘味と卵の黄身の濃厚さが絡み合い、これだけでも十分に美味しいです。ただ、やはり淡泊な味付けにはなりますので、そこで醤油を投入。ふわりと味にもう一枚加えたうどんは、瞬く間に胃袋の中へと滑り込んでいきました。
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そしてセットの桜海老のかきあげ丼。静岡に住んでいた頃は、「すまる亭」というチェーン店のソバ屋でよく食べたものです。ソバは簡単なものなのですが、かきあげの天ぷらだけは由比漁港(清水の東隣にある桜海老漁では屈指の漁港)から直接仕入れた新鮮なものを使っているため、絶品。シラスかきあげとのW載せが、高校時代の寄り道フードのステータスでした。もう何年も食べていない、思い出の味です。
そんな思いとともにかじりついた「浅右衛門」の桜海老かきあげ天は、独特の甘く香ばしい風味とサクサク感が同居したなかなかの一品。ミニ丼なので大きさはさほどでもないのですが、味わいは十分に堪能できます。かけられた天つゆは多くなく、また味も濃くないので、桜海老自体を存分に楽しめる点は嬉しいですね。
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▲セットのミニ桜海老かきあげ天丼 |
セットに付いてくる漬け物は、今が旬の千枚漬け。甘い味が良いアクセントになっていました。このセットが980円というのはコスパも悪くありません。
会計の後に店主さんに「次はしらすかきあげ丼を食べに来ます」と宣言し、大満足で店を後にしました。ただ、夜は19時半がラストオーダーなので、仕事帰りに寄るというのが難しいのが難点ですね。ごちそうさま!
さぬきうどん 浅右衛門
京都市伏見区平野町59 地図
075-602-9208
11:00~20:00(LO19:30) 不定休
美富士食堂 焼きそば&カツカレー&他人丼&唐揚げ
先週は会社や友人関係の忘年会が続き、あまりブログ用に外食が出来ませんでした。さらに帰宅時には泥酔→そのままベッドという形となり、ストックの更新もなかなか出来ない状態。書きだめとか、そういうのは出来ない人なので、今週いっぱいぐらいまで更新がとびとびになるかもしれません。
そんな状況を利用して、今回は当ブログでも度々名前が挙げられている関西のバカ盛り店の雄、滋賀県大津市にある「美富士食堂」を紹介したいと思います。訪れたのは2007年12月2日と2008年2月2日の2回。そのうち最初の訪問の際の様子をレポートしたいと思います。
訪れた昨年12月2日は土曜日。東京から友人が遊びに来ており、全国的にもバカ盛り店として有名な「美富士食堂」に行ってみるかと、観光気分で訪ねました。ネットで調べてみると土曜日は休みという情報もありましたが、午後0時半頃に到着してみると、店内はほぼ満席という盛況ぶりでした。
店は京阪石山坂本線膳所本町駅の目の前。適度に色褪せた緑と黄色の店の屋根が、老舗の食堂としての風格を漂わせます。店内は鉄板が中央にあるテーブルが5卓ほどあり、奥には座敷席もあります。壁中にメニュー短冊が掲げられ、テレビや雑誌で紹介された時の写真や記事もところ狭しと貼られています。
お世辞にも奇麗なとは言えない店内ではありますが、高校が近いことから帰り道に寄っている学生や、噂を聞きつけてやって来た大食いに自信ありの若者が客層の大半を占め、かなり活気があります。ひっきりなしに入る注文に厨房からは料理を作る音が途絶えることがなく、気分が自然と高揚させられます。
テーブル席に案内されると、おばさんが白いメモ紙とペンを渡しました。「これに注文書いてね」とのことだそうです。僕を含めて3人でやって来たので、とりあえず主食となるもの3品(焼きそば、他人丼、カツカレー)を全て大盛りで頼み、それにおかずを1品(唐揚げ)を記しておばさんに渡しました。
待っている間、壁の記事やメニューを眺めて時間を潰していましたが、他のテーブルへと運ばれていくバカ盛りメニューを幾つも見るうちに「これはヤバくね?」という気持ちが強まっていきました。
そうしてまずやって来たのが、テーブルの鉄板で自分で作っていく焼きそばでした。
まず、豚肉が別皿でやって来て、キャベツの入った麺山がドン!
ネット等で事前に写真も見ていたのですが、いざ目の前にやって来ると、その迫力や存在感は凄まじいモノがあります。麺は5玉はあるんじゃないでしょうか。大人3人で食べたら、一食としてだいたい適正量といったあたり。しかし、頼んだのはこれだけではありません。先に肉を焼いているうちに、他人丼がやって来ました。
焼きそばほどのインパクトはありませんが、それでも十分に大きな他人丼。撮影のため持ってもらった友人が「重い……」と呟いたのが印象的です。小皿は一人に付き一枚使えるので(レジの方に置いてあるのをセルフで持ってくる。水も同じ)、それに小分けにしながら食べようとしたところ、次なるメニューのカツカレーが運ばれてきました。
お盆ごと運ばれてきたのは、ルーがこぼれても大丈夫なためでしょう。皿は大きいとはいえ驚く程ではないのですが、ごはんの盛り方がひどいです(良い意味で)。皿の2/3がごはんで、しかも写真の通りの山盛り。カツは厚手の大きいのが2枚載っています。
しかしこれではルーが少ないのでは、と思われた方はご安心を。カツカレー本体と同時に、おばちゃんが「これ、替えのルー」と言って別の丼に入れて持ってきてくれています。さらに「足りなかったら言ってなー」とも。ルー不足には陥らずに済みそうですが、問題は既にそこではありません。この量、食べきれるのかということです。
焼きそばを作りつつ、他人丼とカツカレーを小皿に取り分けて食べていきました。しかし、食べてみたらこれが普通に美味い。いや、そう書くのも失礼なんですが、正直バカ盛りばかりがクローズアップされているので、味に関しては期待していなかったんですよ(すいません)。ですが、他人丼は野菜にも味が染みていていたし、牛肉の量もかなり多く、ワシワシと食べられました。カツカレーはカツの揚げが絶妙で、かなり厚手の肉なのにサクサクの衣とジューシーな肉がうまく調和しています。カレーはいわゆる「家で作るカレー」ですが、野菜と豚肉もたっぷり入っていて、濃厚なトロミがごはんと絡まって良かったです。
もっとも、あくまで大衆食堂の料理として美味い、コスパと比較して美味いという話なので、本格的なカレー屋や丼屋と比べると多少の引けは取りますので、そういったものを期待して来店するというのは控えた方がいいと思います。
焼きそばは自分で作っていくので、味を濃くしたければソースを追加するなど調整は可能。具は別皿でやって来る豚肉と、麺と一緒に積まれているキャベツともやし。麺は弾力があって美味しかったです。
そうして3品を食べていった我々ですが、ペースは段々と遅くなっていきました。他人丼は下の方で具が尽きたためカレールーをかけて食べたり、あるいは焼きそばにもカレールーをかけて食べたり。そうしてようやくゴールが見えてきた頃、おばちゃんから声がかけられました。
「はーい、ちょっと遅くなっちゃったけど、唐揚げね」
あ……すっかり忘れてた。もう一品頼んでたんだった。
山盛りのキャベツの上に盛られた幾つもの大きな唐揚げ。腹はかなり膨れていましたが、味に変化を付けたかった僕らは唐揚げをつまみました。が、これが膨れた腹でも「美味い!」と唸らせるほどの味。この日に食べた4品の中では一番だと思いました。
とはいえ腹の許容量は物理法則に逆らえません。それぞれ2つずつを食べたところで、後は下に敷かれたキャベツをポリポリ食べるのみ。その頃には他人丼とカツカレー本体は空になっており、後はカレールーと焼きそばという状態。
最初は足りないかもと思っていたカレールーが、一番のネックでした。時間が経って冷めてくると、味が塩辛くなり、そして固まって脂っぽくなってきて……。唐揚げに付けて食べたりもしたのですが、結局写真の量は残してしまいました。唐揚げはパックに入れてもらってお持ち帰り。焼きそばは焦げてない部分を唐揚げのパックに一緒にして持ち帰りました。
大食いにはそれなりに自信があったんですけど、今回は惨敗です。ちなみに今回の料金は、それぞれの値段は控えていないのでわからないのですが、4品で3000円ちょっとでした。店内写真でカツカレー730円、他人丼650円、唐揚げ650円というのは確認出来ますが、これはいずれも並盛り値段。大盛りはそれぞれ+150円程度だったと思うので、そう考えると3000円ちょっとという計算で合いますね。コスパは非常に高いです。学生客が中心というのも頷けますね。
店を出た後、すぐ近くにある膳所神社で一時間ほど休憩しました。この日は車で来たのですが、すぐに乗ったら吐きそうな予感、というかシートベルト締められないです。
神社はところどころに猫の餌が置かれており、たまり場となっていました。数匹の猫が各々気ままに食べたり飲んだり寝たり起きたりしており、それをまったりと眺めて腹がこなれていくのを待ちました。猫の写真も何枚か撮ったのですが、どうにもカメラ目線になってくれなかったですね。まー、基本的には犬派なので、そのオーラが出て嫌われたのかもしれません(猫派を自認する友人はバシバシいいアングル、いい表情を頂いておりました)。
この日の反省を持って、2度目の訪問となった翌年2月はしっかりと完食を果たしましたが、その時のレポートはまたの機会に。それ以来行ってないので、また近々3度目の訪問をしたいところです。ごちそうさまでした!
美富士食堂
滋賀県大津市膳所2-8-6 地図
077-522-8135
11:00~20:00 年中無休(1/1.2.3は休み)
そんな状況を利用して、今回は当ブログでも度々名前が挙げられている関西のバカ盛り店の雄、滋賀県大津市にある「美富士食堂」を紹介したいと思います。訪れたのは2007年12月2日と2008年2月2日の2回。そのうち最初の訪問の際の様子をレポートしたいと思います。
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▲美富士食堂外観 |
訪れた昨年12月2日は土曜日。東京から友人が遊びに来ており、全国的にもバカ盛り店として有名な「美富士食堂」に行ってみるかと、観光気分で訪ねました。ネットで調べてみると土曜日は休みという情報もありましたが、午後0時半頃に到着してみると、店内はほぼ満席という盛況ぶりでした。
店は京阪石山坂本線膳所本町駅の目の前。適度に色褪せた緑と黄色の店の屋根が、老舗の食堂としての風格を漂わせます。店内は鉄板が中央にあるテーブルが5卓ほどあり、奥には座敷席もあります。壁中にメニュー短冊が掲げられ、テレビや雑誌で紹介された時の写真や記事もところ狭しと貼られています。
お世辞にも奇麗なとは言えない店内ではありますが、高校が近いことから帰り道に寄っている学生や、噂を聞きつけてやって来た大食いに自信ありの若者が客層の大半を占め、かなり活気があります。ひっきりなしに入る注文に厨房からは料理を作る音が途絶えることがなく、気分が自然と高揚させられます。
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▲店内の様子 |
テーブル席に案内されると、おばさんが白いメモ紙とペンを渡しました。「これに注文書いてね」とのことだそうです。僕を含めて3人でやって来たので、とりあえず主食となるもの3品(焼きそば、他人丼、カツカレー)を全て大盛りで頼み、それにおかずを1品(唐揚げ)を記しておばさんに渡しました。
待っている間、壁の記事やメニューを眺めて時間を潰していましたが、他のテーブルへと運ばれていくバカ盛りメニューを幾つも見るうちに「これはヤバくね?」という気持ちが強まっていきました。
そうしてまずやって来たのが、テーブルの鉄板で自分で作っていく焼きそばでした。
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▲焼きそば大盛り |
まず、豚肉が別皿でやって来て、キャベツの入った麺山がドン!
ネット等で事前に写真も見ていたのですが、いざ目の前にやって来ると、その迫力や存在感は凄まじいモノがあります。麺は5玉はあるんじゃないでしょうか。大人3人で食べたら、一食としてだいたい適正量といったあたり。しかし、頼んだのはこれだけではありません。先に肉を焼いているうちに、他人丼がやって来ました。
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▲他人丼大盛り |
焼きそばほどのインパクトはありませんが、それでも十分に大きな他人丼。撮影のため持ってもらった友人が「重い……」と呟いたのが印象的です。小皿は一人に付き一枚使えるので(レジの方に置いてあるのをセルフで持ってくる。水も同じ)、それに小分けにしながら食べようとしたところ、次なるメニューのカツカレーが運ばれてきました。
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▲カツカレー大盛り |
お盆ごと運ばれてきたのは、ルーがこぼれても大丈夫なためでしょう。皿は大きいとはいえ驚く程ではないのですが、ごはんの盛り方がひどいです(良い意味で)。皿の2/3がごはんで、しかも写真の通りの山盛り。カツは厚手の大きいのが2枚載っています。
しかしこれではルーが少ないのでは、と思われた方はご安心を。カツカレー本体と同時に、おばちゃんが「これ、替えのルー」と言って別の丼に入れて持ってきてくれています。さらに「足りなかったら言ってなー」とも。ルー不足には陥らずに済みそうですが、問題は既にそこではありません。この量、食べきれるのかということです。
焼きそばを作りつつ、他人丼とカツカレーを小皿に取り分けて食べていきました。しかし、食べてみたらこれが普通に美味い。いや、そう書くのも失礼なんですが、正直バカ盛りばかりがクローズアップされているので、味に関しては期待していなかったんですよ(すいません)。ですが、他人丼は野菜にも味が染みていていたし、牛肉の量もかなり多く、ワシワシと食べられました。カツカレーはカツの揚げが絶妙で、かなり厚手の肉なのにサクサクの衣とジューシーな肉がうまく調和しています。カレーはいわゆる「家で作るカレー」ですが、野菜と豚肉もたっぷり入っていて、濃厚なトロミがごはんと絡まって良かったです。
もっとも、あくまで大衆食堂の料理として美味い、コスパと比較して美味いという話なので、本格的なカレー屋や丼屋と比べると多少の引けは取りますので、そういったものを期待して来店するというのは控えた方がいいと思います。
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▲カレールーの替えと他人丼、焼きそば |
焼きそばは自分で作っていくので、味を濃くしたければソースを追加するなど調整は可能。具は別皿でやって来る豚肉と、麺と一緒に積まれているキャベツともやし。麺は弾力があって美味しかったです。
そうして3品を食べていった我々ですが、ペースは段々と遅くなっていきました。他人丼は下の方で具が尽きたためカレールーをかけて食べたり、あるいは焼きそばにもカレールーをかけて食べたり。そうしてようやくゴールが見えてきた頃、おばちゃんから声がかけられました。
「はーい、ちょっと遅くなっちゃったけど、唐揚げね」
あ……すっかり忘れてた。もう一品頼んでたんだった。
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▲唐揚げ |
山盛りのキャベツの上に盛られた幾つもの大きな唐揚げ。腹はかなり膨れていましたが、味に変化を付けたかった僕らは唐揚げをつまみました。が、これが膨れた腹でも「美味い!」と唸らせるほどの味。この日に食べた4品の中では一番だと思いました。
とはいえ腹の許容量は物理法則に逆らえません。それぞれ2つずつを食べたところで、後は下に敷かれたキャベツをポリポリ食べるのみ。その頃には他人丼とカツカレー本体は空になっており、後はカレールーと焼きそばという状態。
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▲完食ゴールの前に立ちはだかるカレールー |
最初は足りないかもと思っていたカレールーが、一番のネックでした。時間が経って冷めてくると、味が塩辛くなり、そして固まって脂っぽくなってきて……。唐揚げに付けて食べたりもしたのですが、結局写真の量は残してしまいました。唐揚げはパックに入れてもらってお持ち帰り。焼きそばは焦げてない部分を唐揚げのパックに一緒にして持ち帰りました。
大食いにはそれなりに自信があったんですけど、今回は惨敗です。ちなみに今回の料金は、それぞれの値段は控えていないのでわからないのですが、4品で3000円ちょっとでした。店内写真でカツカレー730円、他人丼650円、唐揚げ650円というのは確認出来ますが、これはいずれも並盛り値段。大盛りはそれぞれ+150円程度だったと思うので、そう考えると3000円ちょっとという計算で合いますね。コスパは非常に高いです。学生客が中心というのも頷けますね。
店を出た後、すぐ近くにある膳所神社で一時間ほど休憩しました。この日は車で来たのですが、すぐに乗ったら吐きそうな予感、というかシートベルト締められないです。
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▲店のすぐ近くにある膳所神社は猫のたまり場 |
神社はところどころに猫の餌が置かれており、たまり場となっていました。数匹の猫が各々気ままに食べたり飲んだり寝たり起きたりしており、それをまったりと眺めて腹がこなれていくのを待ちました。猫の写真も何枚か撮ったのですが、どうにもカメラ目線になってくれなかったですね。まー、基本的には犬派なので、そのオーラが出て嫌われたのかもしれません(猫派を自認する友人はバシバシいいアングル、いい表情を頂いておりました)。
この日の反省を持って、2度目の訪問となった翌年2月はしっかりと完食を果たしましたが、その時のレポートはまたの機会に。それ以来行ってないので、また近々3度目の訪問をしたいところです。ごちそうさまでした!
美富士食堂
滋賀県大津市膳所2-8-6 地図
077-522-8135
11:00~20:00 年中無休(1/1.2.3は休み)