九州らーめん亀王 梅田総本店 冷し油ソバ&ハーフタマヨ丼
▲冷し油ソバ(720円) |
お初天神通りのラーメン屋「亀王」へ行きました。前エントリーの「山神山人」の後、1時間ほどのインターバルを置いてのラーメン屋はしごです。「山神山人」で食べたのが細麺の並盛りだったので、少し物足りなかったんですよね。それにこの日は大阪は天神祭ですから、いつもより多めに食べても良いかなと(意味不明)。
亀王は九州トンコツラーメンの店なのですが、今回は写真の「冷し油ソバ」を注文。たまにはこういうラーメンもね、と思ったら前回ここで亀王を紹介したときも油ソバでした。というか、未だに普通の亀王ラーメンを紹介してない……。ま、それは次回以降ということで(笑)。
麺は十九番の太麺で、それを硬めでお願いしました。大きめの器でスープもないためボリュームが少なく見えますが、具も合わせた量は少なくはありません。普通の油ソバと比べるとトッピングでは煮玉子が増えています。それを割って麺と具を混ぜ合わせました。
▲煮玉子の半熟ぶりが絶妙 |
麺は硬めでお願いしたこともあって良い加減の歯ごたえ。油っぽさが気になればカウンターの酢をちょちょいとかければ、さっぱりとした口当たりとなって違った美味しさが味わえます。
それと、今回はセットメニューでハーフタマヨ丼も頼みました。注文時には「タマゴ丼」と言ってしまったんですが、後でよくメニューを見直したらタマゴとマヨネーズでタマヨ丼だったという。
▲冷し油ソバは4つのごはんものとのセットが可能。写真のハーフタマヨ丼のほか、ハーフジャンジャン丼、高菜ごはん、豚みそごはんがある |
ごはんの上にふわっとした炒り卵と海苔、カイワレを載せてマヨネーズをかけた丼と名前そのままの内容ですが、なかなか美味しかったです。ハーフとはいえ冷し油ソバとのセットなら十分な量でもあります。
九州らーめん亀王 梅田総本店
大阪府大阪市北区曽根崎2-7-12
06-6312-1616
11:00~翌5:00(L.O.4:30) 年中無休
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山神山人 梅田東通り店 黒マー油黒盛り
▲黒マー油黒盛り(800円)+煮玉子(100円) |
阪急東通りにあるラーメン屋「山神山人」へ行きました。兵庫県を中心にFC展開している店で、雑誌などでは見かけていたものの食べるのは初めてです。東梅田店はアーケードのある繁華街のビル2階という、ラーメン屋としては少し不利な立地ですが、2階へ上がるエスカレーターの前に目立つ看板もあり、店を探してやって来たのなら見過ごすことはないと思います。
エスカレーターで上がると正面に店舗がありますが、大きくはありません。カウンターのみで店内の券売機で食券を買って注文。店の特徴として大盛りと替え玉はやっていないため、並盛りで上写真の黒マー油黒盛りを注文しました。この理由については特に書かれていなかったのですが、何かこだわりがあるのでしょう。
魚介系醤油スープのラーメンに結構な量のマー油を注入しており、全体の味もその印象が強いです。特徴なのだと言ってしまえばそれまでですが、もうちょっと少ない方が個人的には好みかなぁ。麺は細麺で割と硬かったです。チャーシューはトロ肉の厚切りが1枚。なかなかのボリュームで美味しかったです。ほか、もやしとネギが盛られており、今回は追加で煮玉子も足しました。
▲店舗外観 |
山神山人 梅田東通り店
大阪市北区小松原町4-32 北大阪東通りビル2階
06-6311-0677
日~木11:00~23:00、金・土11:00~29:00 無休
肥後橋南蛮亭 週替り砂ずり入りキーマカレー
▲週替り砂ずり入りキーマカレー・大(1000円) |
2週間ぶりの肥後橋南蛮亭。こう暑い日が続くと、ランチタイムに梅田-肥後橋間とはいえ自転車で移動するのは億劫となってしまい、少し間が空いてしまいました。僅か5分程度なんですが、もう溶けそうなくらいですからね。
そんな灼熱地獄をやり過ごし、今週ありついたのが写真の「砂ずり入りキーマカレー」。本来は鳥料理専門店である南蛮亭ですから素材として砂ずりがあるのはわかるのですが、それをカレーに使うというのは面白い発想。3年ほど通っていますが、僕も今回初めて食べる週替りカレーです(これだけ通うと純粋に初めてというのが少なくなってきて)。
ベースはいつものキーマカレー。辛さは控えめですが、スパイスの香りと味わいが十分に効いています。そこに鶏ミンチと、今回の主役、炭火焼きした砂ずりを入れています。僕はこれまで砂ずりと言えば、串焼きにするか炒め物にして何かと和えるか、どちらにしても焼く・炒めるという調理法でしか食べたことがなく、こうして煮込むというのは初めての経験。あのモキュッとした独特の食感がどう変わり、そしてカレーとの相性はどうなのか。興味は尽きません。
不思議な食感を、極上のキーマカレーで食べられる今週の週替りカレー。オススメです……が、残り時間僅かですね。紹介が遅くなってスイマセン。
肥後橋南蛮亭
大阪府大阪市西区江戸堀1-10-26 大川ビル1階
06-6444-2382
11:30~14:00、17:30~23:00(L.O.22:15) 土、日、祝休
らーめん原点 福島店 原点らーめん3豚
▲原点らーめん3豚(780円) |
JR環状線福島駅から南へ行った浄正橋交差点(国道2号線となにわ筋の交差点)の北東隅に最近オープンしたラーメン屋「原点」へ行きました。ここは以前「柴又タンタン麺」福島店があった場所です。
前の店と同じく、店の外にある券売機で食券を買ってから入店。ラーメンの種類が多くて迷いましたが、醤油スープの原点らーめん、チャーシューは1、3、5枚から選べたので真ん中で。「原点」という店名の通り、オーソドックスに行きました。
店内はカウンターのみで少し狭い印象ですが、椅子と椅子の間は比較的スペースが空いています。店外の断り書きで「極太麺のため多少時間がかかります」とありましたが、さてどんなラーメンが出てくるのだろうと待つこと約5分。出てきたラーメンが上写真のものです。
一口スープを飲んで「美味い」と思いました。脂っぽさもありますが、それ以上にクリーミーで口当たりが良いスープ。そして麺は断りが入っていたように極太麺……というか、この麺はどこかで食べたことがあるな。と考えること1秒。これって、関西唯一の二郎系「夢を語れ」と同じ系統ではないですか。というか素直に二郎系ですよね?
▲極太さ、色合い、歯ごたえ、どれも二郎系の麺に近い気がするのだが |
それに気付いてみると、炒めてはあるもののざく切りされたキャベツともやしの載せ方も似ているし、いつもは溢れんばかりのチャーシュー(とそこから染み出る汁)のおかげでストレートな味が分かりづらい醤油スープの味も似ています。チャーシューは薄切りで味もしっとりとした上品さがあり、夢を語れの凶暴さとは対極でしたが。背脂をかけなかったり、斜めに刻んだネギを載せたりという相違点もありましたが、しかしこれは同じ系統の店なんじゃないかと思いながら食べました。
▲店舗外観 |
FC展開という段階で、いわゆるインスパイア店とは違う形態だとは思うのですが、そちらの店の紹介記事を読むと、背脂が入っていたり、野菜増しが出来たりと、より二郎系のテイストが濃いようには思いました。うーん、だとしたら福島店でも、そういうサービスしてくれないかな。
ともあれ、太麺好きな僕にとっては近くに良い店が出来たというのが嬉しい限り。しかも二郎系(かどうかは分かりませんが)にしては珍しく、味噌、塩のほかカレーや油そばといったメニューまであるので再訪が楽しみです。まあ、不安も同程度にあるんですけどね。ごちそうさまでした。
らーめん原点 福島店
大阪市福島区福島5丁目8-11
開店時間などの詳細は後日調べます
得正 大阪駅前第4ビルB2店 カツ肉カレー丼
▲カツ肉カレー丼(880円)+大盛り(100円) |
独特の甘辛さが売りのカレーうどんチェーン「得正」。ベースとなるカレーの味は一定であるものの、トッピングなど店によってオリジナル要素が多いことは、以前ホワイティ梅田店の紹介記事でも書きました。今回訪れた大阪駅前第4ビルB2店は、うどんメニューのほかに丼メニューが多彩なのが特徴で、今回はうどんではなく、その丼を食べてきました。
カレーうどんと同様のルーを、揚げたてサクサクのカツとライスの上からかけた「カツ肉カレー丼」。形態としてはカツカレーですが、得正のカレールーとネギでオリジナル丼のように感じます。カツは厚みこそありませんが平らに大きく、細かく切ってくれているため食べやすくなっています。サクサクとした衣がカレーになじみ、違った食感になっていく楽しみは、ルーに入れられている天カスと同じですね。
▲カレー丼なのでルーの下は当然ライス |
うどんの場合は食べているうちにルーの水分が増えていき、最後はだいぶサラサラとした感じになるのですが、丼では最後までルーの粘り気が変わりません。カレーライスなのだと思えば当然なのですが、得正のルーでは丼にしないと味わえないことです。
▲7月31日までの限定セール | ▲店舗入口。貼り紙などで割と雑然とした雰囲気 |
4ビル店では7月末までランチタイムにかなりお得な無料トッピングセールをやっているようなので、行ける人は試してみてはいかがでしょうか。海老天、チーズにハーフとんカツとは、かなりの量だと思いますが、これが食べられれば夏バテも大丈夫?
得正 大阪駅前第4ビルB2店
大阪市北区梅田1-11-4-200 大阪駅前第4ビル地下2階
06-6347-1903
11:00~23:00 正月三が日休
彩華 野田阪神店 サイカラーメン大
▲サイカラーメン大(850円) |
野田にある天理系ラーメン「彩華」へ行ってきました。場所は阪神野田駅から阪神高速3号神戸線の高架を南へ少しいったところ。道沿いに黄色い看板が見えるので、すぐわかるかと思います。
醤油ベースのスープにニンニクと豆板醤がドドンと投入され、上には白菜と豚肉の炒め物をドッサリ載せるというのが、いわゆる「天理系」と呼ばれるラーメン(だと思う)。この「彩華」のほか、「神座」や「天スタ」が有名どころ。肥後橋の「奏名」もその系統だと言えるでしょう。
「彩華」は数年前まで心斎橋に支店がありよく食べていたのですが、そこがなくなってからは一度天理の本店へ行ったきりで、なかなか食べる機会がありませんでした。京都には出店してないし、大阪市内も上六だけだと思っていたからです。が、数日前になんとなく野田近辺のラーメン屋を検索してみたところ、この野田阪神店を発見。以前からあったようなのですが、どうして僕のアンテナに引っかからなかったんだろう……という疑問はさておき、その日以来、約2年ぶりに食べに行く日を心待ちにしていました。
自転車で行ける範囲なので、見付けたその日に行けばいいのかもしれませんが、そこはそれ。僕も一応会社勤めをする社会人です。あのニンニクの効きまくったラーメンを平日昼間に食べるわけにはいかないし、夜も翌日のことを考えると控えた方が無難。となれば休み前の金曜の晩しかありません。友人からの飲みの誘いに「少し遅れる」と言って、梅田から野田まで自転車を走らせました。
前フリが長くなりました。そんなこんなで、大いなる期待を抱いて「彩華」ののれんをくぐったわけです。注文したのは麺2玉の大。気分は3玉の特大でしたが自重。代わりに濃厚なスープを堪能するためにライスを注文。本当はサイカ丼を頼みたかったんですが、野田店では扱っていませんでした。残念。
▲山積みされた白菜たち。夏より冬に食べたいかも |
麺が細麺のため、注文から1分強でラーメンが目の前に。思っていた以上にボリュームがあり、正直「特大にしなくて良かった」と思いました。スープをすすり、白菜を食べ、久々に味わう良い意味での“雑多さ”に感無量。瓦礫のように積まれた白菜をかき分け、まるでコシのない細麺を噛みしめます。彩華の麺は、実のところそこだけを取り上げると好みではないんですよ、軟らかすぎて。ただ、それも含めてサイカラーメンという認識なので、これじゃなかったらなかったで物足りないんだろうとは思います。
まあ、本音で言ってしまえば、サイカラーメンの具材を上にぶっかけてるサイカ丼があればそれでOKなのかも……。
▲店舗外観 |
久々のサイカで満足した金曜の晩。とりあえず行動範囲の中に「彩華」がある安心感が一番の収穫でしょうか。ごちそうさま。
彩華 野田阪神店
大阪市福島区吉野2-15-20
06-6444-1171
平日11:30~15:00、17:00~26:00、土日祝11:30~26:00、火曜定休
太陽のトマト麺 福島駅前支店 鶏パイタン麺&鶏めし(Bランチ)
▲鶏パイタン麺(580円)+ランチ味玉(50円) |
JR環状線福島駅から南へ100mほど歩いたところに見える「太陽のトマト麺」へ行きました。こんな店名ですがラーメン屋です。
店の看板も、そして中にあるメニューにもトマトが満載。僕はブログタイトルにもあるようにトマトは苦手なため、これまで何度か店の前を通ることがあっても、のれんをくぐることはありませんでした。しかし、店の前に掲げられているランチメニューを覗くと、トマトを使っていないラーメンもあるではありませんか。それならば食べてみようと、頼んだのが写真の「鶏パイタン麺」です。
スープは鶏のダシが効いたパイタンで、見た目よりも濃厚さを感じます。麺は透明感のある細麺で、コシがしっかりしていました。一口食べてみて、素直に「美味い」と言えるレベル。珍しいのは上に載せられたグレープフルーツ。これを絞って酸味を足すことで、後味がスッキリとします。奏名でレモンが乗っているのと同じですね。
チャーシューの代わりに載っている鶏肉は、照り焼き風味の甘い味。軟らかい食感と皮部分のジューシーさがスープとよく合います。量も厚切り4枚と多く、満足度は高いです。ネギは青ネギと白ネギがそれぞれ別々に盛られていて彩りが良いですね。ちょっとしたことですが、嬉しい気遣いだと思います。味玉は通常100円のところ、ランチタイム(開店~14時)は50円で追加できます。かなり濃厚な味わいでした。
▲濃厚な味玉 | ▲鶏めしは単品メニューにはない |
セットで頼んだため出てきた「鶏めし」は鶏そぼろにネギをまぶしたごはん。甘辛いタレではありますが、パイタンスープに比べると薄味という気がしました。
満足度の高いラーメンでしたが、この店的には鶏パイタンはやはり二番人気。一押しは1人前で3個ものトマトを使用するというトマト麺。訪れたときにいた客は、僕以外全てそちら食べてましたしね。ラーメンを食べた後に白ごはんを足してリゾット風にする「らぁリゾ」を楽しむ人も多かったです。
僕もトマトが全く食べられないというわけではないのですが(原形とどめないほど煮込んだミネストローネやケチャップ、カレーはOK。薄切りして上に載せたピザもギリギリOK)、隣でそれを食べているのを見ると、トマトの果肉たっぷりのラーメンはやっぱり無理。これはもう、すいませんとしか言えませんが、やっぱり食べようという気にはなれません。
▲トマトがメイン素材のため、ラーメン屋にはあり得ないタバスコがテーブルに常備 | ▲店舗外観。実は関東メインとするFC店 |
トマト麺については、誰かと一緒に来た時にでも代替レビューしてもらうことにしましょう。ま、鶏パイタンは美味いので、お気に入りの店であることは変わらないですしね。
太陽のトマト麺 福島駅前支店
大阪市福島区福島5-13-18
06-6343-8626
平日11:00~25:00、日祝11:00~23:00 売り切れ次第終了
世界のハンバーグ えんまん グリルランチ
▲グリルランチ(980円) |
伏見区のハンバーグ店「えんまん」へ行ってきました。場所は名神京都南ICから国道1号線を南に行ったところ。ケーズデンキを過ぎてしばらく行くと、クマのマスコットの下に「えんまん」と書かれた看板が見えてきます。
家の近所にあるためその存在は随分前から知っていたのですが、土日は開いていないことも多く、また、なんとなく一人では入りづらい雰囲気があったのでこれまで行けていませんでした。ただ、ネットで検索してみると幾つかのレビュー記事が引っかかり、それを読むうちに「一度は行ってみないと」と決意、平日休みを利用してランチタイムに赴きました。
▲店舗外観。国1沿いという場所柄、駐車場も完備 |
頼んだのは日替わりランチセット。今日はエビフライとハンバーグということで、それを頼みました。待つこと5分少々で、アツアツの鉄板に載せられて出てきたのが上の写真のセットです。
メインのハンバーグはデミグラスソースのかかった肉質の良さを感じるもの。半熟の目玉焼きをソースと混ぜて食べると、まろやかさが引き立って美味しかったです。エビフライはプリプリ感が凄まじい、大きなもの。噛んだらその反動が跳ね返ってくるほどでした。正直、メインであるはずのハンバーグよりも印象深いです。
添えられている焼き野菜は自家製のものとのことで、これも良かったです。ただの付け合せではなく、もう一つの主役として十分な存在感でした。今回はタマネギ、ナス、シシトウがありましたが、どれも野菜の甘さが感じられました。
自家製の野菜は漬物にもなっており、店の入口すぐのところに取り放題の「漬物バー」があります。キュウリ、たくあん、しば漬けはどれも美味しく、それだけでごはんを別に一杯もらいたいくらいです。
▲レジ前にある“漬物バー” | ▲自家製の漬物たち。ごはんがほしい |
食べている途中、おばさんと女性客が店の成り立ちや歴史を話しており、それによると店は35年以上前にオープンしたようです。最近は知りませんが、以前は芸能人もよく来られたとかで、その時のエピソードを色々と話していました。
全体的にボリュームもあり、味も申し分なし。また食べてみたいお店です。
世界のハンバーグ えんまん
京都市伏見区中島樋ノ上町55
075-621-2288
11:00~15:00、17:00~20:00 定休日不明
グリル北斗星 ポークカツトルコライス
▲ポークカツトルコライス(800円+大盛り100円増し) |
大阪駅前第2ビル地下1階にある洋食屋「グリル北斗星」へ行ってきました。リーズナブルな値段で本格的な洋食が楽しめ、駅前ビルにしては珍しく(笑)女性一人でも入りやすい雰囲気のお店です。
ハンバーグやコロッケ、それから大阪では最初にメニューに取り入れたというスープカレーなど、どれも美味しそうなメニューに目移りしますが、今回は「ポークカツトルコライス」を注文しました。「トルコライス」は長崎および関西地方の洋食屋メニューとしては割とメジャーなのですが、それ以外では「それ何?」と思われるかもしれません。現に僕も大阪で外食するようになるまで知りませんでしたし(京都では見かけない)、また、地域や店によってだいぶ形態が変わるものでもあるのです。
「北斗星」のトルコライスは、長崎と大阪の折衷作といった感じです。ベースのごはんがカレーピラフであるところは長崎風(大阪はケチャップのチキンライスが主流)。その上にオムライスのように卵を載せ、デミグラスソースのかかったトンカツを載せています(この形態は長崎・大阪共通だが、長崎の場合はスパゲッティも載せている)。ただ、「北斗星」ではこのメニューを「ポークカツトルコライス」としているように、上に載せるものを海老フライにしたメニューもあり、やはりこれは店によってオリジナル要素が入ってくるのだと思います。
カレーピラフは具は殆ど入っていませんが、辛さはなかなか。カレーが食べたいときにこれを食べても十分にカレー分は補完されるでしょう。卵は程良い半熟加減で、デミグラスソースと混ざり合って美味しかったです。ポークカツは、文字通りの「ポークカツ」。つまりトンカツとは一線を画しています。トンカツ屋のそれよりも薄く切った肉をカラッとあげているためサクサク感が増しており、卵やピラフと一緒に食べやすくなってます。
▲店内に飾られている店舗名の由来となった「北斗星」の絵画 | ▲店舗外観。駅前ビルには似つかわしくない(笑)オシャレな雰囲気 |
人気店のため、昼時や夕飯時は満席になっていることが殆ど。それでも安さ美味しさに引かれて並んででも食べる人は多いです。今後も色々なメニューを紹介していければと思います。ごちそうさまでした。
グリル北斗星
大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル地下1階
06-6341-7758
平日11:30~21:30、日祝11:30~20:30、年末年始休
キッチンTomoya ビーフきのこガーリックオムライス
▲ビーフきのこガーリックオムライス・大(1050円) |
天神橋筋六丁目(天六)にあるオムライス専門店「Tomoya」へ行って来ました。こうして店名を挙げましたが、それを示した看板はなく、ただ「おむらいす」と書かれたものがあるのみです。雑多とした天六の中に溶け込んでいるため、初めて訪れた時は迷いました。
3年ほど前に来て以来、何度となく足を運んでいるため、店のマスターとも仲良くさせて頂いています。愛想の良さと貫禄ある風貌は、なかなか個性的。夜遅くに訪れたときなどは、ビール片手に面白い話(なかなかキワドイ話も多い)を聞かせてくれます。
オムライスは何種類があるのですが、この店の特徴は中身から作っていくところ。大抵のオムライスは、中はチキンライスで、それを卵で包んだ(あるいは上に被せただけの)ものに、トマトソースやホワイトソース、デミグラスソースなどを具材を変えてかけていきます。しかしTomoyaでは中の具材をごはんとしっかり炒め、それを見事な技で包み込んでいくのです。そのため、最初から中のライスにしっかり味が付いている今回の「ビーフきのこガーリックオムライス」などは、ソースも何もかけずに食べるのです。
▲中身は具だくさん |
中身重視ということなので、写真の通りボリュームは満点。ビーフもきのこも大量投入。もちろんごはんも大量投入。ごはん大盛りなのに、ヘタをすると具材の方が多かったりします。全体の量も相当なもので、並盛りでも普通のオムライスの1.5倍はあるでしょう。
では、以前に撮った写真ですが、クッキング行程を簡単に紹介。
まずは中身を炒めます。同じ注文が来れば、フライパン一つで2人前を一緒に炒めます。 |
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中身が出来たら小さなフライパンに溶き卵を入れて焼いていきます。 |
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ある程度卵が固まってきたら、別に作っていた中身をドサッと投入。写真は並盛りですが、大盛りの分量を入れた時は「それで本当にうまく巻けるんかな?」と思ってしまいます。 |
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卵に比べて明らかに中身が多いのではと思うのですが、それを見事な技で巻いていきます。これは何度見ても飽きが来ない、ほれぼれする技術です。一度はカウンター席で眺めてみることをオススメします。 |
▲そうして完成したオムライス。これはキノコオムライス(中が見えないのでわかりませんが) |
美味しさはもちろんですが、その熟達した匠の技も素晴らしいです。一度ごらんあれ。
▲店舗外観。店の名を示す看板はない |
これからも美味しいオムライスを作り続けてください。ごちそうさまでした。
キッチンTomoya
大阪市北区天神橋7丁目5-23 渋谷ビル1階
06-6351-0135
11:00~15:00、17:00~22:00(日祝は21:00まで) 不定休