とんまさ 若鶏かつ定食・大&百匁とんかつ&びっくりカキフライ定食
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▲店舗外観 |
法隆寺を訪ねた後、夕ごはんを食べるために向かったのは、ある筋では全国的に有名なとんかつ店「とんまさ」です。ある筋とは、つまりは爆食系。とにかく大盛り爆盛りで有名なお店で、実を言うと今回の奈良行きも「1回はそのとんでもないボリュームを体験したい」というのが、理由の半分を占めていました。
店は大和郡山市にあり、法隆寺からだと車で30分くらいの距離です。初訪問で少し道に迷ったので、もう少し時間はかかりましたが、午後4時20分頃に到着しました。通し営業なので中途半端な時間の到着でも問題ありません。
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▲店舗入り口のメニューサンプル |
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▲その上の貼り紙 |
店の外にあるメニューサンプルの上には「サンプルを信じないでください」の貼り紙。暖簾をくぐる前からツッコミどころ満載です。店に入ると、さすがに日曜のこの時間、人気店ではあっても客は他にいませんでした。3人客の僕らは4人がけテーブル席に通され、メニュー表や壁に貼られたお品書きを見つめて何を食べるか吟味しました。
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▲壁にはTV出演歴が貼られまくる |
全国的な有名店ということで、壁にはこれまでのTV出演歴がズラリと貼られています。ここまでされると、なんというか律儀さも感じますね。
そんな店の様子に圧倒されつつ、それぞれが食べるメニューを決めました。基本的に3つのメニューを分けながら食べようという考えですが、一応は自分が頼んだものを多めに食べるという予定です。僕は季節モノの「びっくりカキフライ定食」、友人はそれぞれ「百匁とんかつ」、「若鶏かつ定食・大」を注文しました。
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▲百匁とんかつの計量 |
「百匁とんかつ」は店の目玉メニューで、過去多くのTVで芸能人が完食にチャレンジしている一品です。注文後、店主のおっちゃんがテーブルにやって来て、計量器に肉塊を載せてくれました。「はい、ちゃんと百匁あるからね」と笑顔を向けますが、いや、百匁(=375g)どころじゃないですよ、その肉の量。計量器の針は約670gを指しております。そのサービス精神、今のところは嬉しいのですが、店を出るときもそんなことを言えるのでしょうか。
どれも量がハンパない上、厚切りの肉でもしっかり熱を通さないといけないため、料理が運ばれてきたのは注文から約30分後。それまでは新聞や雑誌など読みつつ過ごしておりました。
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▲若鶏かつ定食・大(1523円) |
最初にやって来たのは「若鶏かつ定食・大」。3つの中では一番値段が安く、それだけ量も控えめだろうと思っていたのですが、そんな期待はあっさり裏切るチキンカツタワーの登場です。量とか以前に、そのバランス感覚がすごいです。しっかり考えて食べていかないと、途中で崩れることは間違いありません。
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▲チキンカツタワーを別角度から |
いっぱい重なっているから、一切れの大きさがイマイチ伝わりにくいですが、相当大きいです。これが一枚だけ出てきても、ボリューム感のあるチキンカツだなあと普通に言える大きさです。それが五重塔よろしく積み重なっているわけですから、相当なものです。
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▲百匁とんかつ(2730円) |
続いてやって来たのは「百匁とんかつ」です。さっきの、あの肉塊がしっかりとんかつになって出て来ました。なんだか上写真だけ見ると、普通のとんかつのようにも見えますが、一切れの断面図を見たら呆れてしまうことでしょう。
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▲百匁とんかつの一切れ |
一切れを挟んでいる割り箸は、もちろん普通の割り箸の太さです。男性でも結構大きく口を開けないとかぶりつけないほどの厚さですが、素晴らしいのは、その厚さにも関わらずしっかり火が通り、尚且つ衣はカラッと揚がっていること。上のチキンカツもそうですが、「とんまさ」の素晴らしいところは、ただ具材が大きいだけではなく、その揚げ方の技術力が卓抜していること。大きくてビックリ、そして美味しくてビックリ、というものなのです。
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▲びっくりカキフライ定食(2310円) |
最後にやって来たのは僕がメインで頼んだ「びっくりカキフライ定食」です。カキフライが組体操をして、見事にピラミッドを形成しております。また、このカキの一粒がとても大きいんですよ。そしてジューシー。「1度でいいから、もういらないってくらいカキフライを食べたい」と思っていましたが、この日がその夢を叶えた日となりました。
一通り写真を撮り終えた後は、文字通り山と積まれたフライの数々を食べに食べていきました。その美味さ、ボリュームに圧倒されて、食べている途中の写真がないのが残念ですが、約40分かけて完食いたしました。
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▲3つの定食が並んだテーブル |
ほぼ等分したので、3人が食べた量は同じだったのですが、食べる順番によって完食の難易度は変わりました。カキフライから入った僕は、ほぼ何の影響もなく自分のノルマを達成しましたが、脂身もたっぷりの百匁とんかつから入った友人は、最後はかなりキツそうでした。そのあたり、しっかり計算して食べないといけないのかもしれません。
完食して一息入れ、会計を済ませると店主のおっちゃんがニコニコ笑顔で「よう食べたね」と言い、店の今後の定休日などを教えてくれました。「また来てよ」と言われ、「また来ます」と即答したのは、味やボリュームだけでなく、店の温かな雰囲気のせいもあるだろうと思います。ごちそうさまでした!
とんまさ
奈良県大和郡山市南郡山町363-23 地図
0743-55-2075
11:00~21:00 年末年始休
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日本最初の世界文化遺産・法隆寺 斑鳩市もやってました
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▲日本最初の世界文化遺産 |
「タリカロ」で腹を満たした後は、どこかで観光と適当に車を流し、辿り着いたのが法隆寺でした。
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▲偶然やってた斑鳩市のゆるキャラステージ |
到着して初めて知ったのですが、この日は法隆寺の駐車場で「第3回斑鳩市」というイベントをやっていました。法隆寺のある斑鳩町の名産品や観光をPRするとともに、全国各地の名産品を販売する屋台がズラリと並び、ご当地キャラたちもステージ上に大集合。晴天の下、いつも以上にたくさんの観光客で賑わっていました。屋台をぐるりと回って適当に美味しそうなものを買い食いです。
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▲そばドーナツ(350円) |
斑鳩町農業委員会の屋台で売られていた、そば粉を使ったドーナツ。なんかでっかいマッシュルームみたいな形ですが、揚げ立てで外はサクサク、中はしっとりの食感に蕎麦の風味があり、甘さ控えめで美味しかったです。
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▲白身天 |
愛媛県宇和島市が出していたのが、白身や鰯を使った天ぷら。こちらも揚げ立てでホクホク。快晴の空とは言え2月の寒空なので、アツアツが体に行き渡って更に味を引き立たせます。写真は白身ですが、鰯を使った黒い天ぷらも絶品でした。
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▲富士宮焼きそば |
最近は割とどこでも見かけるB級グルメの定番「富士宮焼きそば」。こちらは普通の商業屋台で売られていました。静岡のB級グルメですが、まだ本場で食べたことないんですよね。
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▲伽藍を目指して |
なんだかんだで色々食べて、いざ法隆寺へ。2年ほど前に来ていたのですが、その時は雪になりそうな雨の中でした。この日は本当に、メッチャいい天気で気持ちがよいです。
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▲見事な三毛猫 |
入り口の近くにはひなたぼっこする三毛猫もいました。奈良の観光地って、京都と違ったのどかさがいいですよね。
中門(ちゅうもん)の左右には日本最古の金剛力士像が阿吽の形相で立っています。
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▲金剛力士像 |
奈良時代に造られたそれの迫力に感動していると、友人が一言。「きれいに乳首立ってるなー」
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▲たってますな |
やばいな、これ以降どこの金剛力士像を見ても、まずそこからチェックしてしまいそうだ。
と不謹慎なことを考えつつ伽藍内に入ります。拝観料金は大人1000円となっています。
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▲五重塔と金堂 |
法隆寺で1番目立つ五重塔と金堂ですが、伽藍の中から2つを完全にカメラで収めるには、コンデジのレンズでは難しいようです。
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▲反対側から |
反対側(南向き)に撮ると、だいぶ収まってくれますが、塔の先端部分に当たる相輪まで全部は入りきりませんでした。法隆寺はこの伽藍のほかにも多数の見所があります。宝物を展示する「大宝蔵院」には教科書に出てくる百済観音像や玉虫厨子などが納められており、古の仏教美術品に感嘆の声が挙がります。
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▲東室と妻室 |
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▲正岡子規の句碑 |
境内には正岡子規の「柿くへば鐘がなるなり法隆寺」の句碑もありますが、看板も目立たず、ともすればスルーしてしまいそうな感じ。有名な句なんですけどね。
境内の東側、夢殿の方へ向かうには、土壁の道を通っていきますが、それがいい味を出しています。
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▲土壁の道 |
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▲夢殿 |
今回は夢殿のさらに東にある中宮寺にも足を伸ばしました。創建は法隆寺と同時期と言われていますが、現在の本堂は1968年に建てられたものです。
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▲中宮寺本堂 |
中には国宝「木造菩薩半跏像(弥勒菩薩像)」が本尊として納められており、京都・広隆寺の弥勒菩薩像と並ぶ美しい仏像です。中性的と言うよりも、はっきり女性的な顔立ちが優美ですね。また、「天寿国繍帳残闕(てんじゅこくしゅうちょうざんげつ)」も見られますが、展示しているのはレプリカで、本物は現在奈良国立博物館に寄託されています。そこには、月に餅をつくウサギが描かれており、奈良時代から今に通じる伝説があったんだと、感心してしまいました。
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▲斑鳩町のゆるキャラ「パゴちゃん」がいる直売所 |
境内から外れると、昔ながらの日本の田園風景が広がります。そんな雰囲気も含めて、法隆寺は楽しめます。
法隆寺
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 地図
0745-75-2555
2月22日~11月3日は8:00~17:00、11月4日~2月21日は8:00~16:30、無休
拝観料:大人1000円、小学生500円
中宮寺
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2 地図
0745-75-2106
3月21日~9月30日は9:00~16:30、10月1日~3月20日は9:00~16:00、無休
拝観料:大人500円、中学生400円、小学生250円
南インド系辛口料理店 タリカロ チキンとチキンキーマの合いがけカレー
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▲店舗外観 |
久々に奈良へ遠征して参りました。と言っても行ったのは2月の半ばで、実際に行った日からも相当“久々”なわけですが。
昼飯時にちょうど奈良市に入るスケジュールで京都を経ち、予定通りに11時20分頃、目的の店である「スパイシーカリー タリカロ」へ到着。場所はJR奈良駅から東へ進んだところです。開店は11時半からなので、少しだけ外待ちして入店しました。店内は横に長く奥行きはありません。長いカウンターテーブルと、若干のテーブル席があり、友人と3人連れで訪れた僕らはテーブル席へ通されました。
ランチメニューはチキンとチキンキーマの合いがけカレーなどセットが4種類。僕はそのあいがけカレーを頼みました。
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▲チキンとチキンキーマの合いがけカレー(1000円) |
チキンは骨付きの大きなモモ肉がまるっと乗っています。ルーはサラッとした感じで、スパイシーな香りがたまりません。肉はフォークを入れるとすぐにほぐれる軟らかさで、鶏の旨味とスパイスがうまく混ざり合っています。
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▲チキンキーマの側 |
合いがけなので反対側はチキンキーマです。挽肉の食感とともに、噛むとより強まるスパイシーさが、ライスをすくうよう、スプーンをよく促します。辛さはチキンが辛口、チキンキーマが中辛となっていますが、どちらもデフォルトでじんわり汗をかくぐらいの辛さです。ニンジンのアチャールもよい出来でした。
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▲チキンキーマセット(900円) |
上は友人が食べていた「チキンキーマセット」。チキンキーマカレーと、もう1つ豆カレーがセットになっています。友人は「腹が減って」と、ライスを大盛りにしていましたが、これがこの奈良遠征で後々響いてくることに。
僕たちが店を出た正午前には、テーブル席もカウンター席もいっぱいになっていました。その人気ぶりが納得できる美味しさで、また食べてみたいと思いました。ごちそうさま!
南インド系辛口料理店 タリカロ
奈良市南魚屋町6-1-3 地図
0742-24-1437
11:30~14:00、18:00~21:30(L.O.21:00) 月・木定休
拳10(こぶとん)ラーメン 特選塩系拳10ラーメン
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▲店舗外観 |
七条千本で大人気を誇る「拳ラーメン」。その始まりは2008年6月、三条御前に出店した「こぶ志」でした。2011年2月に店を閉じ、翌月に現在地にて新規オープンしたわけですが、その「拳ラーメン」の2号店が2012年4月29日、始まりの地・三条御前にオープンしました。その名も「拳10(こぶとん)ラーメン」です。看板などの表記は拳の字の右上に小さく10とあり、「拳の10乗」という感じなのですが、WEBではその表記が難しいので「拳10」とさせて頂きます。
オープン日の午後0時半頃にやって来ると、外に数人の待ちが出ていました。店は「こぶ志」時代から手伝いをしていた方が、夫婦で切り盛りしています。既に顔馴染みなので「おめでとうございます」と挨拶すると、にこやかに応えてくれました。
「こぶ志」閉店から1年余り。久々に入った店内は横長のレイアウトはそのままで、右手に業務用の大きなクーラーが入ったことが違いでしょうか。厨房との距離感が近さに懐かしさを感じます。「拳」が魚介系スープをメインとするのに対し、豚清湯スープがメイン。最近「拳」の1日限定などでそうしたラーメンを出していたのは、この準備でもあったんですね。メニューはその豚清湯スープの醤油と塩の他、「拳10つけ麺」として「豚ドロつけ麺」を出しています。和え麺も考えているようですが、今は調整中とのこと。今回は「特選塩系拳10ラーメン」を頂くことにしました。
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▲特選塩系拳10ラーメン(900円) |
スープは豚がメインとはいえ、いわゆる豚骨系のような臭みはありません。脂分はしっかりあるものの、清湯ですのでギトギトするようなものではなくトロミを感じさせるようなタイプで、あっさりとした風味になっています。背脂も浮かんでいますが、邪魔にはなりません。
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▲レアチャーシュー |
「拳」の売りであるレアチャーシューは「拳10」でも健在。部位の差か、こちらの方が脂身が多くしっとりとした感じでした。トッピングは他に、穂先メンマ、刻み紫玉ネギなど。煮玉子は特選なので付いてますが、よい半熟加減。
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▲中太ストレート麺 |
麺はお馴染み棣鄂製のストレート麺。「拳」の塩系は全粒粉細ストレート麺でしたが、こちらはそれより太めのもの。ボディのある豚出汁なので、麺も強さを出したというところでしょう。
大人気店の2号店が、かつての場所でオープンしたということで、食べに来る客が皆かなりハードルを上げてやって来ていると思います。その期待に対してまだ100点で応えるのは難しいかもしれませんが、しかし一般的な新規店からするとメチャクチャレベルが高いところからスタートしているのも確か。「拳」でありながら、それとは違う進化の形態も楽しみにしつつ、今後も通いたいと思います。ごちそうさまでした!
拳10(こぶとん)ラーメン
京都市中京区壬生中川町10-6 川島ビル1階 地図
075-821-7628
11:30~14:30、18:00~22:00 木曜定休
水屋 カレー担々麺・パーコー入り+きのこごはんセット
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▲店舗外観 |
西大路七条の交差点から少し南へいったところに新しいラーメン店がオープンしました。店名は「水屋」で、店先の暖簾には「カレー担々麺」という文字が大きく書かれています。店の前のメニュー看板を覗くと、確かにそれが一押しメニューのようです。塩ラーメン、カレーつけ麺といったものもあるようですが、とりあえず初訪問は一押しメニューを頼んでみることにします。
店内入ってすぐの印象はカウンター席、テーブル席が少しずつある小ぢんまりとしたものでしたが、奥にもカウンター席が続いており、意外と広い感じ。オープンしたてで清潔感があり、店のスタッフの応対も(多少のぎこちなさはあるものの)丁寧で好感が持てます。奥のカウンター席に座って、「カレー担々麺」に「パーコー」を追加トッピングしたものを注文。セットとして「きのこごはん」もお願いしました。
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▲コールスローサラダ |
ランチタイムは「春キャベツのコールスローサラダ」が取り放題ということで、待っている間に取りました。が、赤く見えるものが「ひょっとしてトマトなんじゃないか。90%の確率でニンジンだろうけど、もしトマトだったらヤバイ」ということで、慎重に赤いのを少なめにしつつよそいました。結局それは杞憂でニンジンだったわけですが、取り放題のものを残すというのは自分のポリシーに反するので、やはり慎重にならざるを得ません。味はキャベツの甘みが感じられて美味しかったです。
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▲カレー担々麺・パーコー入り(880円) |
サラダをつまむうちにやって来た「カレー担々麺・パーコー入り」は、なかなかのボリューム。ほぼトンカツと言ってもよいパーコーの存在感が結構強いです。スープはカレーと担々ということで、どちらも主張の強い味ながら、やや担々の方が勝る味わい。香りとしてはカレーもあるのですが、味はゴマ風味の担々ですね。辛さはスパイス系も唐辛子系もそこまで強くないですが、食べるうちに汗が滲む程度はあります。
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▲縮れ麺 |
麺は固めの縮れ麺を使っています。スープの味が強いため、スルスルと啜ってしまいますね。下にはミンチ肉も沈んでおり、それらを絡めつつ食べていきました。
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▲きのこおこわごはん(単品300円、ラーメンとセットで150円) |
きのこごはんも美味しかったですが、スープとの相性を考えると普通の白ご飯の方がいいかもしれません。全体としてボリュームは多めで、それらを鑑みるとコスパも良く、なかなか面白い店が近所にオープンしたなあという感想です。他のラーメンメニューも気になりますが、カレー好きとしては単品で売られている「水屋カレー」も食べたいところです。ごちそうさま!
水屋
京都市下京区西七条南衣田町53-2 地図
075-321-7333
11:30~23:00 無休
肥後橋南蛮亭 ダブルカレー・週替りたけの子カレー
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▲店前の看板 |
お久しぶりの肥後橋南蛮亭です。昨年末に後乗せタイプの「牛肉カレー」を食べて以来ですから、約4カ月ぶりです。今年初訪問が桜も散ってからというのは、やはり間隔空きすぎですね。今回もマスターに「久々やね」と言われましたが、せめて月1回は来たいものです。
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▲ダブルカレー・週替りたけの子カレー(1000円) |
頼んだのはもちろん週替りカレーと合いがけの「ダブルカレー」。もちろんと言いつつ、「鳥丼」も長いこと食べてないのでサービスセットとどちらにしようか悩んだんですがね。週替りは「たけの子」カレーで、大阪、香川、熊本の国産タケノコをふんだんに使い、豚バラ肉や新玉ネギと一緒に和出汁で煮込んだもの。カレーというよりも、カレー風煮込みといった感じの一品です。
メニュー名に違わずタケノコはかなりたくさん入っており、それがまたやわらかく、それでいて適度なコリコリとした絶妙の歯ごたえがあってたまりません。味も和風な中にカレーの風味がしっかり染みこんでおり激ウマです。ポイント大きめに刻んだネギと、振りかけられた山椒パウダー。この2つの薬味がやや強めのアクセントとなって、食欲をよりそそってくれます。
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▲付け合せのキャベツ |
チキンカレーも相変わらずの辛ウマで、久しぶりでも普通に食べられました。もちろん汗はかきましたけどね。
これだけレベルの高いカレーを週替りで出しているのだから、やはり時間を作って、以前のような頻度で訪れたいものです。せめて月1だよなぁ。ごちそうさまでした!
肥後橋南蛮亭
大阪市西区江戸堀1-10-26 大川ビル1階 地図
06-6444-2382
11:30~14:00、17:30~23:00(L.O.22:15) 土日祝休
北京料理 来夢来人 黄金フカヒレつけ麺(4月限定)&鶏白湯ラーメン(2月限定)
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▲店の暖簾 |
豊中市・岡町商店街の人気店「来夢来人」が、原価度外視の限定ラーメンを月替わりで出すようになってしばらく経ちます。ラーメン店ではなく、中華料理店という形態のままこれだけのことをするのは、店主さんの探究心とサービス精神、そして努力があってこそ。その限定ラーメン、4月はついに中華食材でも最高峰の1つに数えられるフカヒレを使ったものが登場しました。
この日は友人と3人で一緒に暖簾をくぐったのですが、席に着くなり「お、フカヒレ3つでいいんかな」と大将に言われました(笑)。もちろんそれでも良かったのですが、1人は初訪問だったのでレギュラーの人気メニュー「焼鶏ラーメン」を注文。僕ともう1人が「黄金フカヒレつけ麺」を頼みました。
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▲黄金フカヒレつけ麺(1400円) |
つけスープは蓋をした土鍋に入れられてやってきます。この演出はいいですね。そして蓋を開けると、そこにはメニュー名に違わぬ黄金色の輝きが!
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▲黄金色のつけスープ |
一口啜ると、フカヒレの出汁感がハンパなく、思わずうなる美味さ。……なんですが、正直ちゃんとしたフカヒレスープを飲んだことがないので、美味しいという主観的な感想しか出てきません。しかしそれは、舌の上だけで味わえるものではなく、喉越し、さらには1度胃の中に入った後からせり上がって来るような旨味という種類のものです。
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▲フカヒレ |
スープは風味だけではなく、フカヒレそのものもゴロッと入っています。しっかり戻ってやわらかくなっているため、箸でつまむとホロッと崩れるほどです。凝縮された旨味と独特の食感は、まさに頬が落ちるという表現がピッタリです。
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▲麺に絡めて |
つけ麺でお馴染みの極太麺は、スープとしっかり絡みます。今回は中華スープらしく片栗粉を入れているのですが、邪魔にならないトロミとなっております。大将が「あっさりし過ぎてない?」と途中で聞いて来ましたが、確かに脂っぽさという意味でのあっさり度(こってり度)はありません。しかし、このスープにはそうしたものとは違う意味での濃厚さ、旨味の濃厚さがありますので、あっさりしながらしっかり味も効いているという一杯となっています。
1杯1400円という値段は、ラーメンとしては掟破りと言われそうな値段設定ですが、それでも安いよお得だよと言えるほどの内容です。というか、きっとこの値段でも赤字じゃないかなー、これ。そんな素晴らしい一杯でした。
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▲鶏白湯ラーメン(900円) |
ちなみに2月は写真の「鶏白湯ラーメン」が限定メニューでした。「来夢来人」としては初めての鶏パイタンだったのですが、これがもう本当に素晴らしすぎる一杯でした。飲み口があっさりなのに、しかし濃厚さも兼ね備えているというスープは、今まで食べてきた鶏パイタンの中でも有数の美味さでした。具材となっている炙った鶏もボリューム、味とも抜群で、これが900円とか有り得ないという一杯でした。リアルタイムで紹介したかったですが、いつかまた限定で出してくれることを祈りましょう。
本当に毎月素晴らしい限定麺を出してくれて、ますます楽しみが広がりますね。ごちそうさま!
北京料理 来夢来人
大阪府豊中市中桜塚1-2-4 地図
06-6852-1316
11:00~15:00、17:00~23:00 木曜定休
長らくお休みしておりました。
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リアルタイムで2カ月以上、更新をしていませんでした。その間にはエイプリルフールもありましたが、例年のようなネタページを作ることもなく完スルー。前日に「いっそ記事の全削除だけやって、閉鎖宣言をしてみようか」とも思いましたが、なんか放置サイトでそれをするのはシャレにならないので、結局何もせず。もし期待していた人がいたのなら申し訳ありません。
2月以降更新が途絶えたのは、1つには仕事の忙しさは挙げられるのですが、それにかまけて一週間、二週間と更新をせずにいるうち、それでもいいかと流されてしまいました。友人あるいは常連で通う店から「いつ更新再開するのん?」などと訊かれる度に、よし明日は絶対やろうと思うのですが、「明日」と言ってるうちは絶対に無理ダナと自覚もしていたり。
更新をしなくなると、意識的に外食をすることも減るため、吉野家や宮本むなしといった店や、コンビニ弁当で食事を済ますことが増えました。特に宮本むなしは阪急梅田駅から近いこともあって、よく行きますね。お気に入りは塩鯖定食です。あれ、コスパ的にも最強でしょう。あとはコスパはそんなに良いわけではないですが、阪急そばで手っ取り早く済ますことも多いです。
しかし、ブログを続けている時は仕事の合間に「今日の昼はどこ行こう。夜はどこ行こう。あそこは美味しかったけど、この間ブログで紹介したばかりだし、今日は他の店を開拓しよう」なんて考えてましたが、そんなこともめっきり減りました。それはそれで気楽なんですけどね。
とはいえ、なんだかんだで5年続けているブログです。ここから繋がって出来た友人も、相当な数になりますし、何よりお店巡りは趣味としてとても楽しいこと。2カ月休みましたが、またボチボチ更新をしていきたいと思います。上記のように食べ歩き自体が減ったので(特に3月以降)、ストックは言うほどありませんが、まずは既に行った店を紹介して、また京都・大阪の美味しい店を回りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
※4月以前に訪れた店は、訪問日に近い日付で更新するため、この記事より前に掲載されます。
らーめん 大文字 ラーメン+唐揚げセット
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▲いやに目に留まる看板 |
国道176号線を通っていると、葛野大路九条の交差点から少し南へいったところにある看板が目に留まります。写真にあるように取り立てて大きいわけでもないのですが、混み合う道でもあるため信号待ちをする時に、なんとなく目に留まっては気になっていました。ただ、ここを車で通っている時というのは大概、大阪か兵庫へラーメン遠征へ行った帰りなので、既に満腹状態なことが多く、立ち寄ろうという気にはなりませんでした。今回は最初からここを目的地として、家から自転車で向かい、ついに店の暖簾をくぐってきた次第です。
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▲同じ看板が再び… |
矢印が示す方向に曲がると、すぐの角に同じ看板がありました。その方向へと顔を向けると、「大文字」店舗がすぐそこに。マンションの1階部分を店舗として使っているようです。店に入ると座敷席スペースがやけに大きく、全体的に広いことに驚きます。そして各テーブルには鉄板も設置されており、パッと見はラーメン屋という印象を受けません。とりあえずカウンター席に座ったものの、カウンターテーブルも大きく、そして鉄板がありました。
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▲店舗外観 |
ラーメンメニューは「ラーメン」「チャーシューメン」「特製牛すじラーメン」の3種類のみ。他に唐揚げやコロッケとのセットメニューや一品があります。今回はラーメンに唐揚げを付けた定食をお願いしました。
注文を受けて店主さんが作り始めるのを見ていましたが、すごく丁寧に作るなあという印象を受けます。ただ、それは職人の鮮やかな技巧としての丁寧さではなく、技巧的には普通でも一生懸命さが伝わってくるような、そんな丁寧さです。
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▲ラーメン(650円) |
ラーメンは看板にもあるように鶏ガラ+醤油豚骨という、オーソドックスなタイプ。やや脂が強い気もしますが、後に残るものでもありません。チャーシューは脂身の乗ったものが2枚。麺は中細ストレートです。
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▲唐揚げ(ラーメン+250円でライスと一緒に) |
唐揚げは周りの衣がカリッとしたタイプ。もちろん揚げ立てで、ジューシーな肉感が感じられます。
食べ終わったあたりで店主さんに店のことを尋ねると、何年か前までは焼肉屋をやっていたんだそうです。広い店内や鉄板は、その時の名残なんですね。「だから『牛すじラーメン』の牛すじは焼肉屋の時のルートで、かなりいいのが入るんだよ! 次はそれ食べてな」だそうです。また、どうして「大文字」という店名なのかを尋ねると、店主さんが子どもの頃(40年以上前)はこのすぐ近くの桂川河川敷からも五山送り火の大文字が見えていたそうで、「その光景が本当にきれいでね」ということで店名にしたとのこと。今はもう高い建物が増えて見えなくなりましたが、当時は京都の南の端からも見えていたんですね。
話が面白い店主さんと、なんだかんだで1時間以上話をしていました。最後は他に客がいなかったこともあって、外まで出て見送ってくれました。「ま、気が向いたらまた来てやあ」と笑顔で手を振る店主さんに、「今度は必ず牛すじラーメン食べますよ!」と言って自転車に乗りました。ごちそうさま!
らーめん 大文字
京都市南区吉祥院新田弐ノ段町100-4 地図
075-672-0294
11:00~22:00(途中で中休み有り) 無休
大鶴製麺処 謹製 親富孝 博多麺+替玉&高菜めしセット
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▲店舗外観 |
阪急上新庄駅近くの「大鶴製麺処 謹製 親富孝」へ行って来ました。初訪した前回から約1年ぶりの訪問となります。今回は豚骨スープの「博多麺」を頂きました。
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▲博多麺(650円) |
同じグループ店である「天神旗」の超濃厚スープに比べるとかなりライトなイメージではありますが、臭みのない食べやすい豚骨スープに自家製の極細麺がマッチした、「天神旗」とはまた違う美味しい博多豚骨です。目立ちませんが、脂が乗ったチャーシューも旨味がしっかりあって侮れません。
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▲替玉(100円) |
当然の如く替玉です。そして替玉の時から紅生姜を乗せるのが僕のジャスティス。
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▲高菜めしセット(250円) |
腹減りだったので「高菜めしセット」も追加。細かく刻まれたピリ辛高菜が食欲をそそります。ごはんだけでなく、ラーメンにも高菜を乗せて頂きました。
訪問は閉店間際の午後9時半でしたが、まだ殆どの席が埋まっていました。グループ店ともども、すっかり上新庄に根付いているようです。ごちそうさま!
大鶴製麺処 謹製 親富孝
大阪市東淀川区小松1-4-27 地図
06-6324-0102
11:00~14:30、18:00~22:00 火曜定休
丸十食堂 鴨なんば&親子丼
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▲店舗外観 |
阪急京都線摂津市駅から徒歩1分の場所にある「丸十食堂」へ行って来ました。京都線の窓から北方向を眺めていると見える、青い庇の古いお店です。近くに住む友人から「前から気になっているんだけど、一見で入りにくいんでレポしてきて」と言われていましたので、仕事帰りに途中下車して暖簾をくぐりました。
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▲サンプルが並ぶショーウインドウ |
外観からして古いわけですが、店の前に並ぶメニューサンプルたちも、いい味を出しています。暗くなってからの訪問だったせいで、より昭和っぽい味わいが感じられます。
店に入ると、その昭和っぽさはさらに上がります。入って右手が厨房で、左手がホールというレイアウト。長机を2つ並べたテーブルに椅子、上に置かれた醤油差し、微妙な暗さを感じる照明、左奥隅に設置されたテレビ。それなりの時を刻まねば絶対に出せない雰囲気が漂っています。ニッコリ笑顔で愛想のいいおばちゃんがお茶を持ってきてくれ、注文を聞いてくれました。
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▲店内の様子 |
メニューは各種丼モノとうどん・そば類のみ。例外はカレーぐらいで、定食系はありません。迷った時はコレと決めている「親子丼」を頼み、それだけだと物足りないかなと「鴨なんば」も頼みました。
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▲鴨なんば(450円) |
先にやってきたのは「鴨なんば」。たっぷりネギと鴨肉……じゃないな、これは。たぶん鶏モモ肉だと思われますが、とにかく具がたっぷり入った1品です。もとより鴨肉使って450円はないやろーと思っていたので、ある意味納得です。ネギと鶏の旨味が汁にしっかり出た、あたたまる一杯でした。
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▲親子丼(580円) |
続いては「親子丼」。鶏肉かぶりになりましたが、こちらも具沢山。卵もたっぷり使われており、半熟加減もいいですね。親子丼は刻んだ玉ネギと一緒に煮込むものが多いですが、ここは玉ネギは不使用。代わりにネギがたっぷりシャキシャキ感を演出します。あと、刻んだナルトも入っています。ごはんの量も多く、「鴨なんば」と合わせて食べると結構な量となりました。
支払いの際におばちゃんに店について聞いてみると、なんと夫婦2人で51年やっているんだそうです。まだ20代前半だった当時、ここに阪急の駅が出来ると聞いて店を出したそうですが、紆余曲折あって阪急摂津市駅が出来たのは2年ほど前。「いやー、50年待たされたわ!」と笑うおばちゃんの笑顔に惹かれて、また来ることでしょう。ごちそうさま!
丸十食堂
摂津市千里丘東3-1-22 地図
072-623-0180
12:00~14:00、17:00~20:00 日曜定休
ラーメン 烈火 烈火ラーメン+納豆乗せ&烈火つけ麺&塩ラーメン
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▲店舗外観 |
阪急庄内駅前のラーメン店「烈火」へ行って来ました。前回紹介から約1カ月ほどのインターバルです。今回は店名の由来ともなっている激辛の「烈火ラーメン」を頂きました。
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▲烈火ラーメン(700円) |
辛さは好みで強くしてくれますが、今回は2辛でお願いしました。話を聞くと10辛を食べきった人もいるとのことですが、美味しさと辛さをバランスよく味わって食べるのなら3辛ぐらいまでがいいということです。そして以前訪れた時に薦められた追加トッピング「納豆乗せ」もお願いしてみました。
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▲納豆乗せ(+100円) |
「烈火」は山形ラーメンをルーツにしているのですが、山形では味噌汁の中に納豆を入れる納豆汁が名物で、それをヒントにしたんだそうです。入れるのは挽き割り納豆で、普通の1パック分あります。
2辛でも相当に辛いスープの中、しっかり感じられる魚介の風味と、そこに加わる納豆の味わいがベストマッチです。納豆は独特の臭みは全く感じられず、太麺に絡めて食べていきました。納豆が入ったことでスープにコクも増し、最後まで飽きずに食べられます。この時は追加で白ご飯もお願いしましたが、残ったスープで食べるご飯が美味しいですね。
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▲烈火つけ麺(750円) |
こちらは別の日に頂いた「烈火つけ麺」。このつけ汁にも納豆を入れています。というより、これ以降、家で作る袋ラーメンなどにも、デフォで納豆を入れることが多くなりました。それくらい、ラーメンと納豆の相性はいいんですね。スープは味噌や醤油系が合っているように思います。「烈火」のメニューでは「塩以外なら合うと思うよ」とのことでした。
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▲塩ラーメン(650円) |
そんなわけで、納豆を入れない「塩ラーメン」も後日頂きました。とてもあっさりとしたスープながら、スープを喉へ通すとホッと味わいが深まってきます。軟らかなチャーシューとともに美味しく頂きました。納豆乗せラーメン、ここ最近の中ではかなりのヒットトッピングです。ごちそうさま!
ラーメン 烈火
大阪府豊中市庄内東町2-3-10 地図
090-5256-8339
11:30~14:00、19:00~26:00 日曜定休
ラーメン たんろん 黒い龍(2月限定)
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▲店舗外観 |
2月限定で行われている多店舗コラボ企画「Smiles for MISO」、5軒目は西宮市の「たんろん」です。兵庫県で行われるイベントでは常連となっているお店ですね。しかしそのせいで、兵庫県内の店では最多訪問回数となっているのですが(今回で8回目)、ほとんど限定メニューばかり食べています。毎回来る度に限定と定番とで2杯食べたいと思うのですが、京都から遠征となると1店2杯は難しいんですよね。
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▲黒い龍(850円) |
そんなこんなで今回頂いたのはイベントメニューの「黒い龍」。なんとも強そうな名前ですが、それに違わず重厚なスープに極太麺という構成となっています。「麺屋巧」「和海」と続く3連食ラストを〆る一杯に相応しいですね。
スープは鶏白湯ベースに味噌を混ぜ込み、濃い味付けで脂分も感じさせつつも、しかししつこくはない絶妙な味わいとなっています。昼3杯目となりましたが、それでもスープだけでぐいぐい惹きつけられますね。
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▲極太縮れ麺 |
麺は極太縮れ麺で、こってりとしたスープをよく絡めます。トッピングは大き目のチャーシューにシナチク、白髪ネギ、ネギ、そして頼めば3個の鶏皮唐揚げも追加してくれます。
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▲鶏皮唐揚げ |
スープに浸してもパリッとした食感が残る唐揚げ、美味しかったです。次こそはレギュラーメニューを目的に訪問したいですが、またイベントでの訪問になるんだろうなあ。ごちそうさま!
ラーメン たんろん
兵庫県西宮市城ヶ堀町2-13 地図
0798-36-7222
平日11:00~14:00、18:00~25:00、日祝11:00~14:00、18:00~22:00 月曜定休
和海(なごみ) ミソ・ナゴミアーノ(2月限定)
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▲店舗外観 |
2月限定で行われている多店舗コラボ企画「Smiles for MISO」、4軒目は尼崎市の「和海(なごみ)」に行って来ました。前回の「麺屋巧」から連食となります。昨年オープンしたばかりの「和海」ですが、阪神武庫川駅から東へ徒歩数分の場所で、早くも行列が出来る店として人気となっているお店。本当はレギュラーメニューを頂いてから限定メニューへ行きたかったのですが、それは次回以降のお楽しみということでイベントメニュー「ミソ・ナゴミアーノ」を注文しました。
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▲ミソ・ナゴミアーノ(800円) |
日曜日の正午過ぎの訪問ということで、カウンターのみの店内は満席。運良く並ばず座れましたが、僕らの後には外待ち客が続いていました。やって来た「ミソ・ナゴミアーノ」は味噌の香りとともに、バジルの風味が特徴的な一杯です。味噌とイタリアンの融合を、ラーメンという器でやってしまうという、なんとも国際的なメニューですが、これが単なる話題性に終わっていないのが独創性の高い人気店の由縁。
スープにはトマトも使っているため、やや酸味も感じました。トッピングは鶏チャーシュー、白髪ネギ、糸唐辛子、ルッコラかと思った葉っぱは「うまい菜」というものだそうです。丼の縁に添えられたのはレギュラーメニューでも乗せられる店の名物「くるま麩」。デフォでも2つ乗っていますが、1個10円で追加可能だそうです。
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▲麺は縮れ麺 |
そしてとろけるチーズを乗せた上でバーナーで炙っており、それが麺も焦がして絶妙な香ばしさを与えてくれます。麺を持ち上げるとスープとともに溶けたチーズも絡み、コク深い美味しさを堪能させてくれました。さらに一緒に出してくれたハラペーニョソースを加えると、辛味が入ってまた違う美味しさになりました。ここまでくるとラーメンよりもパスタというイメージになるのですが、しかしベースの味噌がしっかりしているため、あくまでラーメンの域からはみ出していません。
今回の限定メニューも美味しかったですが、やはりレギュラーメニューも気になります。近いうちに食べに来たいと思います。ごちそうさま!
和海(なごみ)
兵庫県尼崎市武庫川町2丁目19-3 地図
12:00~13:30、18:00~22:00頃 月曜定休
麺屋 巧 境界線上の味噌(2月限定)&ピリ辛つけめん
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▲店舗外観 |
阪急伊丹駅近くの「麺屋巧」で、2月限定で行われている多店舗コラボ企画「Smiles for MISO」のメニューを頂いてきました。イベント限定メニューはこれまで「みつか坊主」の「北海道風味噌らーめん」と「テラダ商店」の「NIEVANA」を紹介しています。
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▲境界線上の味噌(790円) |
「麺屋巧」での限定メニューの名は「境界線上の味噌」。名前の由来は2011年秋アニメとして人気を博した「境界線上のホライゾン」から取っているとのことで、店内の貼り紙もそのタイトルロゴを模したものでした(撮影し忘れ)。ちなみにアニメは7月から第2期がスタートする予定です。
さて、ラーメンの方はというと、スープを啜っての第一印象は「まったりミルキー」というもの。味噌の風味もあるのですが、どうやら牛乳も使っているようで、クリームスープのようなイメージを強く感じます。
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▲ラム肉 |
トッピングもそれに合わしてか、ブロッコリー、クルトン、揚げ玉ネギなど洋風で、チャーシューの代わりに使う肉はラム肉と個性的。スープメニューとしても十分に通用するものですが、しかしこれはあくまでラーメン。
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▲縮れ麺 |
太縮れ麺がまったりとしたスープをよく絡めとり、ラーメンとしての完成度も上げています。かなりの手間暇がかかっていると思うのですが、それを790円という値段で出してくるの心意気も素晴らしいですね。スープの最後の一滴まで飲み干してしまいました。
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▲ピリ辛つけめん(790円) |
こちらは別の日に頂いた「ピリ辛つけめん」です。醤油のつけ汁は味が強く、下に沈んだミンチ肉を太麺に絡めて食べていきました。
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▲ミンチ肉 |
ニラも入っているのですが、後味を邪魔するようなものではなく、ミンチ肉と一緒にバランスよく味わうことが出来ました。こちらも麺の量が300gあって790円とコスパの高い一品となっています。
限定メニューもレギュラーメニューも、高いレベルで凌ぎを削る伊丹の名店。ごちそうさま!
麺屋 巧
兵庫県伊丹市行基町3-16-9 地図
072-785-3835
11:30~15:00、18:00~27:00(日曜は~24:00) 月曜定休
お好み焼き あっちこっち 唐揚げ定食
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▲店舗外観 |
千里中央駅の食堂街にあるお好み焼き屋「あっちこっち」でランチを食べて来ました。
平日の午後1時半頃の訪問だったので、既にランチラッシュは一段落しており、店内は先客が2人いるだけ。入り口近くのテーブル席に通され、頼んだのは「唐揚げ定食」です。
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▲唐揚げ定食(780円) |
「唐揚げ定食」という名前ですが、デフォで焼きそばがついています。焼きそばは注文後に鉄板で作ってくれるので、運ばれてくる頃にはソースの香ばしい匂いが漂っています。具材はキャベツと豚肉というシンプルなものですが、程よく焦げた風味が美味しかったです。
メインの唐揚げは3つ。さらにエビフライも1尾ついています。ごはん、味噌汁、漬物などが付いて780円は、コスパ的にも悪くはないでしょう。ごちそうさま!
お好み焼き あっちこっち
大阪府豊中市新千里東町1-3-57 地図
06-6835-0013
11:00~21:00 不定休
Kitchen house ヒロ 日替わりランチ(おろしハンバーグ&ソース焼きそば)
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▲店舗外観 |
前回紹介した「ゆう」が、近くに「拳ラーメン」があるせいで気になりつつもなかなか行けなかったのと同じように、今回紹介する「キッチンハウス ヒロ」は、すぐ近くに「みずなぎ」があるため、なかなか行けずにいる店でした。距離的には「みずなぎ」から100mほど東へ行くくらいしか離れてないんですよね。
訪れたのは平日の午後1時前。店内は入って正面右側が厨房となっており、その前にもカウンター席やテーブル席がありますが、入り口から左手に少し段を上がる形で窓際にカウンター席、中にテーブル席も並び、なかなか広い作りとなっています。僕は窓際のカウンター席に座りました。ランチメニューは日替わりの他、チキンカツやカキフライなどの定食、カレーライスなどがありました。今回はおろしハンバーグとソース焼きそばというラインナップだった「日替わりランチ」をお願いしました。
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▲日替わりランチ(800円) |
10分ほど待ってやって来た「日替わりランチ」は、おろしハンバーグと焼きそばのメイン2品のほか、サラダ、冷奴、味噌汁、漬物、ごはんとボリュームたっぷり。「ゆう」からハシゴしていたので、この量はなかなかのものです。
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▲おろしハンバーグ |
ハンバーグはラグビーボール型というか、紡錘系で割と大きいもの。表面がカリッとする食感で、肉がギュッと詰まっています。ポン酢に大根おろしを溶いて、あっさりとした味わいで食べていきました。焼きそばはソース味のオーソドックスなものでしたが、豚バラ肉がたっぷり入っており、食べ応えがありました。
メイン2品で800円という値段はコスパ◎です。他の客が食べていたカツ系の定食もボリュームがあり、また今度試してみたいと思いました。ごちそうさま!
Kitchen house ヒロ
京都市南区唐橋芦辺町3-2 地図
075-682-3219
11:30~14:30、18:00~21:30 日曜定休
ラーメン ゆう しょうゆラーメン
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▲店舗外観 |
七条大宮にあるラーメン店「ゆう」へ行って来ました。前から気にはなっていたものの、すぐ近くに「拳ラーメン」があることから、なかなか訪れる機会がなく、今回は拳が休みの水曜日に訪れました。
店に入ったのは正午過ぎ。近くで働くサラリーマンらしき客で店内はほぼ満席。ともすれば外待ちが出るほどの人気ぶりです。メニューは「しょうゆ」と「みそ」の各ラーメンに、トッピング追加などがあるだけでシンプル。今回は「しょうゆラーメン」を頂きました。
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▲しょうゆラーメン(700円) |
スープは豚骨醤油系で飲み口はサラッとしてながらも、脂は少なくなくボリューム感を得られます。薄く刻まれたチャーシューが、かなりどっさりと盛られ、さらにネギともやしもたっぷり盛られています。
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▲麺とチャーシュー |
麺はやわらかめの細ストレート麺。チャーシューは薄切りのせいもあって、スープと馴染むと脂が適度に溶け、それが美味しさを引き立たせます。食べたイメージとしては、伏見区の「萬福」にかなり似たラーメンだと思いました。というか、同門だったりするのかな。
「萬福」は学生時代、そして伏見区時代によく食べた味でしたので、なんだか懐かしく感じました。ごちそうさま!
ラーメン ゆう
京都市下京区七条大宮西入ル花畑町582 地図
075-351-4400
11:00~20:00 月曜、第2日曜定休
仔牛 よくばりランチ(食べ放題の卵かけごはん)
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▲店舗外観 |
堂島の炭火焼居酒屋「仔牛」でランチを食べて来ました。場所はジュンク堂大阪本店の入るアバンザ堂島の南東にあるビルの1階です。
ランチメニューは焼肉系の定食の他、仕入れによって魚介系もあるようです。どれもお得なメニューなのですが、今回は午後1時以降から注文できる、よりお得さもアップした「よくばりランチ」を頂いてきました。
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▲よくばりランチ(930円) |
ランチメニューのラインナップ、ポークソテー、牛ロースステーキ、牛タン炭火焼を全て盛り付けた一皿で、しかも3種類とも少なくない量があります。ポークソテーとステーキにはおろしソースがかけられており、おかわり自由のごはんがバクバク進みます。
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▲牛タン |
塩コショウで味付けされた牛タンは適度な歯ごたえを伴い、こちらも美味。肉質自体はそこまで良いものではありませんが、ランチで食べるには十分すぎるもの。
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▲キムチと生卵も食べ放題 |
ごはんだけでなく、キムチと生卵も食べ放題となっています。先述の通りごはんも食べ放題なので、肉が来る前に卵かけごはんだけで一杯食べ切ることもできます。
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▲卵かけごはん |
卵は熊野本宮大社に献上もしているというタナカエッグポートリーファームのものらしく、弾力に富み濃厚な黄身が良いですね。この卵かけごはんがお代わり自由というだけでも、価値が高いランチだと思います。
今日食べた3種の他には牛タタキなんかもあるようです。次はそれを狙うか、あるいは1種類をじっくり食べるか、迷いますね。ごちそうさま!
仔牛
大阪市北区堂島1-5-37 堂島池田ビル1階 地図
06-4796-7575
11:30~14:00(L.O.13:45)、17:30~23:30(L.O.フード22:30、ドリンク23:00) 日祝定休
麺座ぎん 特製らーめん
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▲店舗入り口 |
「実咲庵」を出た後は、南海堺東駅まで徒歩で移動。初めての道なので少し迷いながらでしたが、20分ほどで駅まで辿り着き、そこから程近い場所にある「麺座ぎん」に立ち寄りました。夜営業開始の5分ほど前に到着したら、前に10人ほどが並んでおり、ちょうど僕が一巡目最後の椅子に座るタイミングでした。以降は外待ちが常に続き、さすが人気店です。
メニューはつけ麺をメインに、ラーメンや油そばなどがあり、トッピングも色々と追加できます。店に入って左手にある券売機で食券を購入するシステムで、今回は具が多彩な「特製らーめん」にしました。
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▲特製らーめん(900円) |
麺の茹で時間の関係で、僕より先につけ麺を注文していた人よりも先にやって来ました。スープは魚介豚骨系でこってりとしています。トッピングはチャーシュー、煮玉子、キクラゲ、カイワレ、シナチク、ザク切りネギ、海苔と麺が見えないほどの多彩に盛られています。海苔には魚粉も載せられており、少しずつ好みで崩しながら食べていきました。
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▲太ストレート麺 |
つけ麺に比べれば細いですが、十分に太い麺は歯ごたえも十分で美味しいです。個人的な好みとして太麺の方が好きなので、それを濃厚な魚介豚骨スープで食べるのは、この日3杯目でも軽くいけてしまいます。
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▲煮玉子とチャーシュー |
煮玉子は半熟加減がよく、味もしっかり染みています。チャーシューは「特製」にしたことでおそらく3枚ほど追加されていましたが、割と厚切りで脂身は少ないものでした。ちょっとハムっぽい感じもします。
駅前の行列店で、ボリューム多めのメニューが中心なのですが、客層は若者ばかりということもなく、お年寄りや女性の1人客もよく見られました。地域に根付いた味になっているんでしょうね。ごちそうさま!
麺座ぎん
堺市堺区北瓦町2-3-23 地図
072-232-0044
11:00~14:30、18:00~23:30、祝日11:00~14:30 日曜定休